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カナダドルのトレンド変化に妙味2012.11.22

このところ全体的に円安が続いており「今、対円通貨を買わなくていつ買う?」という動きが続いていますが(笑)、大きなトレンド変化をしてきているカナダにちょっと注目。

週足チャートで2010年4月につけた高値94円から右下がりの上値抵抗ラインが引けていましたが、これを今週上に突破。日足チャートでも今春からの高安の戻りの目途61・8%の81円台をしっかり上に抜けてきました。長くこの81円が重石になっていましたので、これがほぐれて82円台に続伸と、右上がりのトレンド転換が強く出てきているのが分かります。逆に今度は81円が下値の心理的な支えになりそうなので、買い安心感がより広がりますね。

カナダ中銀は前回10月23日の金融政策会合で1%の金利据え置きを決定しましたが、その後の声明で利上げの必要性を示唆しています。また住宅価格が史上最高値まで上昇するなど、世界経済の減速に足を取られて成長が鈍っている面はありますが、それでも先進国では安定水準。次回12月4日の会合では、再び金融政策についての言及に注目が集まります。(今回はまだ予想は据え置きです)

今後の利上げを先回りしたカナダドル買いに妙味が出てきそうなので、チャートの変化も併せて要注目です。

※こちらのコラムは毎週水曜発行の会員向けレポートから抜粋したものになります。

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