当コラムを書いている26日午後に、安倍内閣が発足します。それを前に、すでに海外市場がクリスマス休暇で商いが閑散となる中、ドル円は2011年4月以来の85円まで円安が続伸しました。直近では、9月13日に1ドル77円12銭まで円高が進んでいましたので、それからたった3ヵ月半で10%も円安に動いたことになります。
欧州債務危機が本格化して以降、為替市場の主役は欧州時間からになっていましたので、東京時間は閑散とした動きが続いていました。たまに株価と連動するも、本番は夜に・・・という投資家が多かったと思いますが、政治が動き出して以降、対円に絡む相場の主役は東京市場が握るようになりました。10時の仲値を挟んだ動き、ランチタイムの荒い値動き、そして株価に連動するように上下しやすくなりましたので、昼間のFX取引にも投資妙味が高まってきました。日本の投資家にとってとても好都合な投資環境になりますね!
まずはドル円の85円回復を達成し、ここから年末年始休暇に入っていきますが、年明けから夏の参院選まで、早い結果を求められる安倍内閣が期待通りかどうか?この判断が2013年の円安ピッチを決めていくので、年始から政治と合わせて為替の動きが見逃せません。
どうぞ年末年始はゆっくりお休みいただき、やっと来た?(笑)2013年の円安トレンドをしっかり掴んでいって下さいね〜!
今年も多くのお客さまにご愛顧賜り、誠にありがとうございました。どうぞご健勝に良いお年をお迎え下さいませ。
※こちらのコラムは毎週水曜発行の会員向けレポートから抜粋したものになります。