イエレン新議長によるFOMCの公表を日本時間の20日早朝に控え、ドル円は様子見を見つつ、下値を買う動きが強いでしょうか。米国経済への安心感が、下値は拾っていく雰囲気を作っています。
またクリミア情勢を受けた米欧の控えめな制裁発動に対し、ロシアが対抗政策を発するとコメントし、米欧の追加制裁という動向もありますから、方向感は全く出てきません。無理してトレードするような地合いではありません。私もかなりポジションを減らしてディに終始です。
ドル円はこの1週間でチャートの形が崩れ、日足では21日、90日のMAを下抜けし、101円台前半まで値を消しています。200日線が100円前半あたりで推移していますので、リスクオフの流れが強まった時に、ここでサポートできるかどうかが大きな節目になりそうです。
ポンド円も2013年8月の安値147円からのレジスタンスで今ピタリと止まっています。13年10月の安値154円からレジスタンスを引くと、下値まで現在70pips程余裕がありますので、167円台で止まれるかどうか、見極めておきたいところ。ドル、ポンドともに経済は順調ですから、下値を追う場面は押し目を狙えるポイントになるのでは。
※こちらのコラムは毎週水曜発行の会員向けレポートから抜粋したものになります。