前回「豪ドル円上値トライか」というコラムを書きましたが、その後堅調に豪ドルは直近の高値を抜き、ファンダメンタルズの面からも流れの変化が伺えるようになってきました。詳細は今週2日(水)発行の会員向けレポート内コラム『為替ばんざい』で取り上げています。
さて、豪ドルの弱さが顕著に表れていたAUD/NZDのチャートの雰囲気が変わってきました。直近で1・49と1・05でつけた下値で底値を固め、出直りの雰囲気です。一目均衡表では昨年10月以来の雲上抜けをうかがう動きで、この後雲の水準はさらに下がりますし、遅行線もローソク足を下からブレイクしやすい形になってきました。昨年10月は、その後再び押し戻されて一過性の上昇で終わってしまいましたが、その時と現在とは豪ドルを取り巻く地合いが著しく改善されています。
ただ、前回は結局ダマシになってしまった形ですから、あまり決めつけずに変化が出て来るかどうかを伺いたいところ。豪ドル売りがひと段落となると、豪ドル円にも追い風です。豪ドル円の押し目を待っている方も、オージーキウイの変化に注目しておいてください。
今週4日(金)は恒例の雇用統計です。本日は水曜日ですからそろそろ為替の動きも思惑に連れてきそうですね。
※こちらのコラムは毎週水曜発行の会員向けレポートから抜粋したものになります。