豪ドルコンセンサス2014.04.25

このところの地政学的リスクによるリスクオフの流れの中でも、ビクともせずに高値水準で張り付いていた豪ドルですが、23日に発表された14年第1四半期CPIが予想を下回ったことで、一旦これまでの上昇を吐き出す売りになりました。前期比は+0・6%(予想+0・8%)、前年比は+2・9%(同+3・2%)と、利上げににわかな期待感も伴って買いを誘っていた豪ドル高に冷や水を浴びせる結果となりました。RBAが指標とする基調インフレ率も+2・65%(予想+2・9%)と予想を大きく下回っています。CPI発表直前には96円20銭まで上昇していたものの、一気に95円60銭台まで60pips急落しており、事前思惑の強さが伺えます。

RBAは昨年後半より豪ドル高による国内景気の悪化を背景に豪ドル安誘導をしてきましたが、このところは口先の介入も止まり、利下げ停止の思惑から堅調な豪ドルトレンドを作ってきました。

一旦は期待感の豪ドル買いが収束するかもしれませんので、オージーキウイも1・09で頭を押さえられて、ボックス相場が続くかもしれません。目線はNZドルへシフトしましょう。明日24日早朝は、RBNZです。コンセンサスは0・25%の利上げ。

※こちらのコラムは毎週水曜発行の会員向けレポートから抜粋したものになります。

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