先週の株式市場の急落を受けて、為替市場も波乱含みの動きが続きました。ただ日経平均が1千円下げたり、上下で1千円振幅するなど乱高下が続く中、ドル円は103円が一時100円まで円高にブレた程度で済んでいるので、基本しっかりした動きが続いているという感じです。ただ、凄くやりにくい地合いなのは確かです。これまでも株価と連動する局面というのはありましたが、今は連動どころか、株価に引っ張られる動き。為替のテクニカル分析やアノマリーは全く無視で、日経平均に踊らされるように為替が上下する動きが続きました。もうタイトル通り「株を見ないと始まらない。」そんな動きです。
株価が1万4千円割れと随分急激に突っ込みましたから、反動買いは入りやすいですが、まだまだ落ち着いたと言える動きではありません。ちょっと無理はしたくない。ただ、下値が堅く比較的ボラが薄いので、下げに乗って下を売りたたくのも危険です。むしろ100円割れてくれるなら買い遅れていた人も改めてロングのポジションを取りたいところ。日替わりで株式市場に踊らされますからデイトレでここは凌いで、次のポジションをコツコツ作りましょう。短期的には豪ドルにも反発が入りやすいところか。
※こちらのコラムは毎週水曜発行の会員向けレポートから抜粋したものになります。