クロス円通貨の強弱がまちまちな中、オセアニアには依然として注目が集まっていますが、では今、豪ドルとNZドルとどちらが良いでしょうか。
前回の当コラムでも書きましたが、ゴールデンウィークはNZドルが圧倒的な強さになりました。でも豪ドルだって堅調です。
豪ドルの日足のチャートを見ると、MACDがゴールデンクロスしてきたところ。またオージーキウイでも、日足で一目均衡表の雲を安値圏でしっかり抜けてきてMACDもゴールデンクロスと、やはり豪ドルポジティブの形が出てきています。現在2005年以来の豪ドル安になっていましたので、大底圏での切り替えし豪ドル上昇は、対円でも豪ドル買いをサポートしてくるのでは?ゴールデンウィークに94円前半まで売られたところが、目先の底値になったようですね。
またNZについては14日のウィーラー総裁の発言の中に「日本がより多くのキャリートレードである可能性」と言及しました。こういった発言は2005年によく聞かれ、翌2006年は年始から半年間NZドル売りが続きました。ちょっと・・・NZ側からの発言に注意しておきたい気分です。
その点も加味し、対円でオセアニア通貨を選ぶなら、今は豪ドルの方が狙い目かなと思って見ています。
※こちらのコラムは毎週水曜発行の会員向けレポートから抜粋したものになります。