いよいよお盆本番で、東京市場は酷いボラになっています。欧米時間も市場参加者が少なく手掛けにくい地合いですから、無理せず来週以降からの動意に注意しておきましょう。
今週、ちょっと短期で気になるとしたら、カナダドルです。先週8日に発表された7月の雇用統計は、雇用+2万人予想に対し、結果+200人と大幅に下回ったためカナダドル売りの動きになりました。この雇用統計の数字に対し、カナダ統計局は数値に誤りがあったと発表しました。修正値は今週末15日に公表されます。市場の予想は、上方修正されるのでは?という見通しですから、修正値の発表に向けて、少しカナダドルに思惑買いが入るかもしれませんね。
NZドルは依然として下押し懸念です。200日線を割り込み、テクニカル面でも踏ん張れるか崩れるか難しいところ。昨日発表された7月の住宅価格が+8・1%予想に対し、-2・6%で3ヵ月連続減少になったことも、NZドル売りを誘っています。まだまだ値ごろ感買いは危険です。
今週は市場が薄い分、ちょっとポジると怪我してしまうかも・・・基本は来週に備えて、今週はゆっくりお盆をお過ごし下さい。
※こちらのコラムは毎週水曜発行の会員向けレポートから抜粋したものになります。