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このタイミングで地政学的リスク2014.09.26

株高円安基調が一転、米国主導で複数国がイスラム国を標的にシリア領内で空爆を実施したことで、地政学的リスク懸念からリスクオフの流れになっています。特にこのところ動きが目立った米株やドル高が一服になっていますが、空爆も開始したことで、ますますイスラム国問題が深刻化するという懸念も強く、手放しで押し目買いをしにくい状況です。

そして何より、この9月末に米株に楔を打たれるのが、季節的にも嫌なタイミングです。

9月3日発行の週刊レポートの会員様向けコラム「為替ばんざい」でも書きましたが、過去2回のQE後の株価の下落は、QE終了の1ヵ月ほど前から始まっていました。今回は10月末にテーパリングの終了が確定しており、ちょうど9月末が終了1ヵ月前に差し掛かります。今回のQE終了は、過去2回に比べて米経済回復に対して手応えを持った終了ですから、完全に同じようになるとは言い切れませんが、供給されていた資金が止まり、来年利上げを控えるとなると、米株にはマイナス要因なことは確かです。

円安ピッチがちょっと早かったですから、小休止ですね。上値追いの下値固めになるか、再度下攻めがあるか、様子見です。

※こちらのコラムは毎週水曜発行の会員向けレポートから抜粋したものになります。

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