先般、対ユーロの上限撤廃を決定しスイスフラン急騰の大混乱を招いたスイス中銀ですが、27日ダンディーヌ副総裁が「引き締められた金融政策緩和の為、外為市場に介入の用意がある」と発言したことで、スイスフランへの介入警戒売りが強まり、上限撤廃後の最安値を更新しました。口先介入と同時に、実弾投入の噂が出たこともスイスフラン売りに拍車をかける展開でしたが、その後は買い戻されて落ち着きを取り戻しています。
このスイスフランについては上下乱高下が激しい状態が続いていますから、各社スプレッドがかなり開いています。
実際にトレードする時はスプレッド分以上のピップスを取らないと利益が出さなければいけませんから、今スイスフランはスキャル向きではありません。その点よくご注意の上、お取引していただきたいと思います。
※こちらのコラムは毎週水曜日時点で執筆した会員向けレポートより抜粋しております。