ドル円一服2015.03.27

先週のFOMCのハト派な内容を受けて、ドル円は119円台まで急落しました。先行き見通し、金利の先行き見通しも下方修正され、これまでになかったドル高へ言及コメントも見られ、利上げ時期は大勢が6月→9月に変わったことで、ドル買い調整の動きになっています。

ただ119円台では下値がしっかりしており、安値を売り叩く雰囲気もありません。地合い的にはドルの動きが鈍っているものの、売れる通貨ではないという判断でしょうか。ドルインデックスも100の大台乗せ後に下げており、一本調子のドル買いにストップがかかった様相です。

思い出してしまうのが、昨年春の101円ミドルでのこう着です・・。買い上がる材料も無く、売れる地合いでもない。また日経との連動性も薄れていますから、特に東京時間は動きにくくなってきています。長期ホールドのドルを売るタイミングではないと思いますが、短期は低ボラ懸念がありますから、他通貨に目を向けておくと投資機会が広がりますね。

来週には4月相場です。3日には米3月雇用統計がありますから、この内容を受けて米ドルに変化が出て来るのを待ちましょうか。出直りの動きの豪ドルも、7日RBAで利下げ予想が高いですから、ここからの買い乗せにはやや注意か。

※こちらのコラムは毎週水曜日時点で執筆した会員向けレポートより抜粋しております。

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