先週末に米雇用統計を通過し、さてこれからはいよいよ米主要企業の第1Q決算発表が始まります。気になるのは米企業にとって昨年20%上昇したドルがどれだけ圧迫要因になっているかという点、原油安が際立っていますので、この±面を企業がどのように消化するかも注目点ですね。
企業業績への警戒でドルを買いづらい地合い、一方で緩和を進める国が多い中引き締めに向かうアメリカドルを売りづらいのが実情ですから、120円を挟んで上下動きにくい地合いが続きやすいのでは?
しかしドル下振れで118円30銭を割り込んでくるようであれば、116円台、また115円ミドルも意識されるかもしれません。ただ、下げれば買いがしっかり入る下値の堅さがハッキリしていますから、チャンスがあれば押し目買いで。
※こちらのコラムは毎週水曜日時点で執筆した会員向けレポートより抜粋しております。