ギリシャ問題の混迷が相変わらず続いており、ギリシャ関係のニュースをトリガーに相場が上下する方向が続いています。日経平均は再び2万円台に回復して推移していますが、株価2万円に対して、ドル円は119円75銭近辺で上値が重く、株価と為替の連動性が止まってしまったまま方向感が出てきません。日足チャートで見ると、ボリンジャーバンドのセンターライン(21日線)をから±1σの間で小幅の値動きに。一目均衡表では、雲下抜けをかろうじて留まって反発しています。118円ミドルで止められて反発していますから、基本右上がりで押し目は119円割れから買い、ストップは118.50で短期取引に徹していく必要がありそうです。
会員向けレポート内コラム『為替ばんざい』で取り上げましたが、5月初旬は重要スケジュールが続きます。そこに延々と続いてきているギリシャ問題が加わりますので、市場は心理的に下を意識しやすいところか。しかしドル円については新規の投信設定、年金の外債、外国株買いも含めてドル需要がしっかりしていますので、突っ込み安値を売るのは禁物ですね。押し目買いの小幅利食いで今の地合いを通過していきましょう。
※こちらのコラムは毎週水曜日時点で執筆した会員向けレポートより抜粋しております。