連休中のRBAに注意2015.05.01

いよいよ日本はGWに入りました。日本市場は5月2日から5連休になりますが、海外は月初で重要指標が相次ぎます。週初に豪住宅指標、貿易収支が続いて、5日午後にRBAが政策金利を発表。その間にHSBC中国製造業PMIの確報値も控えていますので、まずはオセアニアを中心とした動きが活発化してきそうです。

豪住宅指標は、直近では予想を上回る好数値になったことで豪ドルをいったん押し上げましたが、中国のHSBC製造業PMIは、速報値が49・2で前月から低下し、1年ぶりの低水準と低迷しています。輸出が特に減少する中で中国の減速が追い打ちをかけて豪経済を圧迫し続けていますので、5日のRBAは利下げ見込みが既に織り込まれつつあり、焦点となるのはRBAが引き続き利下げを視野に入れているのかどうか?が声明からうかがえるかどうかとなりそうです。

尚、前回4月のRBA会合では、豪ドルの一段安と追加緩和の可能性を言及しました。加えて同日、豪証券投資委員会がここ数ヵ月RBA発表直前に“おかしな”動きがあり、情報漏れを警戒した調査をすることを発表していました。さすがに漏えいしていた人がいたとしても、今は慎重なはずですが(笑)、近年豪州では情報漏えいが相次いでますから、13時半発表直前の動きもちょっと注意でしょうか。

※こちらのコラムは毎週水曜日時点で執筆した会員向けレポートより抜粋しております。

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