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オセアニア通貨のテクニカル変化に注意2015.05.22

今週はオセアニア通貨の動きが先週の流れと一転しました。豪ドルについては利下げ打ち止め感が買い地合いを誘っていましたが、RBA議事録が公表されると豪ドル売りで反応。議事録内容は利下げを5-6月で検討した(5月実施)、豪ドルは更なる下落が必要、今後も金利変更の余地を残すというものですから、次の利下げを示唆していると言えませんが、安心感が広がっていた分売りが過剰になった感があります。

この動きを受けてテクニカル面からは、豪ドル円で4月15日の安値90円48銭からの右上がりのサポートラインを割り込み、上抜けしていた200日線のあたりまで押し戻されていますので、再びこれを下に抜けると、地合いが一段と悪くなりそうです。

NZは、先週末に乳製品大手のフォンテラ社が乳製品価格見通しを引き下げ、19日のGDTでも前回から-2・2%下落。また第1QPPIもガソリン安を主因に前期比を下回っており売られましたが、豪ドル下げがきついだけに反動で対豪ドルで支えられました。しかし対円では200日線を完全に下回り、雲割れ直前という悪い形です。引き続き、利下げ意識が広がるのではないかと思いつつ、豪ドル睨みでトレードを心掛けたいと思います。

RBA会合  6月2日(火)13時半発表
RBNZ会合 6月11日(木)6時発表

※こちらのコラムは毎週水曜日時点で執筆した会員向けレポートより抜粋しております。

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