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ユーロポンドに1年10ヵ月ぶりの変化か2015.08.28

直近の中国発波乱相場の中で、ユーロキャリーの巻き戻しによるユーロ高基調が続いています。また相場の急激な変動により、9月のFOMC利上げ期待が遠のき、ドルが売られユーロが買われる地合いが加わり、久しぶりにユーロに強いトレンドが表れています。

ドル同様に早期の利下げをアナウンスしてきた英ポンドも、今回利上げによる上昇分を吐き出して利上げ期待がやや剥落してきました。しかし利下げや緩和が囁かれるわけではありませんから、個別に売り材料はありませんので、ポンド円での下値狙いは限定的になるかと思いますが、ユーロポンドではユーロの上昇に引っ張られてポンドの売りが続きやすくなるのではないかと見ています。

8月24日NY時間の波乱相場の中で、ユーロポンドは200日線を上に突破してきました。日足では上ヒゲになってしまっていますが、これまで2013年10月末に200日線を下回って以降、200日線の抵抗力は非常に強く、ピタリと上値を抑えてきました。それを一旦上抜けてきましたので、再び上値トライで200日線を超えて来るようだと、テクニカル的にもポジティブな変化です。21日線、90日線は既に上向いて来ました。まだ右下がりの200日線を抜いて、1年10ヵ月ぶりのトレンド変化確認となるか注目です。

※こちらのコラムは毎週水曜日時点で執筆した会員向けレポートより抜粋しております。

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