臨時コラム

長らく経営不安で揺れ動いたシャープ(6753)だが、東証二部に降格となっていた。しかし、鴻海(ホンハイ)が経営権を握ってからめざましい復調ぶりをみせており、株価は昨年8月の大底87円から今年4月には504円まで値上がりしてきた。

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日経平均は2015年12月以来の高値を回復しているが、それを遥かに超える強さを見せているのがジャスダック平均だ。4月相場は長い下ヒゲを引いたが、今週3090ポイント台を回復して25年ぶりの高値に躍り出ている。

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一頃、外国人観光客の急増による国内でのインバウンド需要の高まり、いわゆる「爆買い」が注目された。その後、国内での爆買いは鳴りを潜めた形になっていたが、買い物の舞台がインターネット経由で中国から日本の通販サイトでの爆買いに移ってきたことが浮き彫りになってきた。

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3月半ばからの日経平均の値下がりは、1万9600円台から1万8200円台への大きな下落となった。注目すべきはこれで週足が5本連続陰線となったことで、これは2012年にアベノミクス相場が始まって以降で初めての形となった。

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朝鮮半島情勢の緊迫化に伴い、株価や為替相場にも影響が広がってきている。ドル円は3月下旬以降、110円10銭台と20銭台のところで何度も安値をつけて下げ止まりの気配を見せていたが、今週ついに108円台に突入し、再び崩れた形だ。

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このところ最後まで頑張っていたジャスダック平均が今週ついに大きく値崩れを起こし、大陰線を引いてしまった。

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新興市場は、ジャスダック平均が3月10日に最高値、続いてマザーズ指数が13日に最高値をつけて調整局面に入っていた。マザーズ指数は3月21日と27日に1028~1030のレベルで二点底の形を作り、29日には再び25日線を上回ってきて、日足ベースでの目先調整完了を示唆する動きになっている。

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前回のコラムで、ドル円の週足チャートが直近111円台の安値をつけて陽線つつみ足の形になり、2月に111円60銭台でダブル底の形を確認して調整完了を示唆している事をコメントしたが、3月10日に115円50銭台で円安がピークアウトして、その後急速に円高が加速してきた。

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ドル円は12月の118円台から円高局面になっていたが、2月に111円60銭台でダブル底の形を作り、直近で115円台まで円安になってきた。

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このところ「連続して長い上ヒゲを引いた場合に、直ちに天井打ちと決めつけずに、それを否定していく形になっていく銘柄に注目すべきだ」ということで取り上げているが、前コラムではジャスダックの夢テクノロジー(2458)の月足チャートをご紹介した。

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