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2007年の下落局面と今を比較2016.02.12

今週は、中国市場が休場だというスケジュールから、年始からの波乱相場に一服の地合いかと少しだけ期待していたのですが、8日(月)の英米時間から、その期待は浅はかだったと思い知らされる酷い下落基調が続いています。

ドル円相場は既報の通り、一時110円台まで下落し、1月29日の日銀会合(マイナス金利決定)からたった10営業日で11円も下落する凄まじいリスクオフ相場です。

今週10日発行の弊社レポートで、ドル円相場の週足チャートが一目均衡表の雲を下に割り込みそうな気配になっている点を取り上げましたが、11日の崩れで一時下に割れてきてしまいました。この週足の雲の下抜けを遡ってみると、2007年に同じような形があります。

ドル円相場は2007年6月に124円の当時最高値を付けて下げ基調に転じ、2ヵ月後の8月12日の週、週足チャートで雲の下抜けを示現しています。そこからローソクが完全に下抜けるまで少しもみ合いが続き来ましたが、その8月12日の週の週足の陰線と、今週の陰線の騰落率を計算してみると、2007年8月12日の週が▲5・7%、そして今週が今の時点で高値から安値までで▲5・6%、前回も今回も、同じような高値水準から一目均衡表の下抜け時点の下落の騰落率がほぼ同じです。

前回高値が124円、今回が125円。前回はリーマンショックの1年前、既にドル円相場が当時の最高値を付けた直後のテクニカルの変化に対し、今回は秋の戻り高値125円から年始の株安を付けたリスクオフと、ともに円安相場が同様の水準で転換したタイミングですから、1つの動き方として2007年時点のドル円相場を参考にしてみると次のような見方もできるかもしれません。

ドル円相場が2007年8月12日の週に雲を一時的に下抜けしてから完全な下抜けまで、10週間かかっています。今回も110円に入ると介入懸念が強まります。株安も急ピッチなことから、目先は少し下値を追いづらいのではないかと考えられます。ちなみにここから10週後と言うと、ちょうど4月中旬です。この間は3月決算に向けて円高を望まない財界と、株安が命取りの政界が力を合わせたい頃合いです。テクニカル面と政治的なファンダメンタルズとの両面からみて、一旦ドル円の下値追いから反発に目線をシフトしておくのも一考の局面と感じています。

■ドル/円(2007年週足・一目)
2007USDJPYweekry,ichimoku

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