臨時コラム

 三菱商事の週足チャートを見ると、6月の最高値4,845円と8月の戻り高値4,635円を結んだ右下がりの上値抵抗ラインが作られていた。これを完全に上に突破して、大きな三角もちあいを上に放れる大ブレイクアウトの形になった。先々週の週足チャートは長い上ヒゲだったが、今週はこの上ヒゲもクリアして、上ヒゲ全否定の強いチャートの形になった。 続きを読む

 前回当コーナーでマザーズ指数に今年初めての強い変化が出ていることを指摘した。10月に今年初めて10日線と200日線がゴールデンクロスしていた。続いて月足チャートでも今月は12ヵ月線を突破してきたが、これも今年初めてだが、大きな下げの後底値から立ち上がって12ヵ月線を突破したのは、前回はコロナ暴落が大底を打った直後の2020年5月だ。そこから2020年10月の最高値までさらに上昇相場になっていった。 続きを読む

 東京市場のグロース系の株については、東証グロース指数がスタートしてから日が浅く過去に遡れないので、連続性の観点から引き続きマザーズ指数や東証小型株指数を参考に分析するのが良いと思う。 続きを読む

 この株は昨年9月の高値9,190円から大きな下げ相場になっていたが、週足チャートを見ると分かるように2,700円台~2,800円台でしっかりと底値を固めて出直ってきている。週足チャートの一目均衡表では先週末に転換線と基準線および遅行線と週末線がゴールデンクロスした。どちらも昨年9月の最高値以降で初めてであり、大きな下げ相場が終ったことを示唆している。 続きを読む

 前号の当レポートで求人情報関連のエン・ジャパンを買い推奨した。推奨値である今週月曜日の寄り付き値2,546円から27日前場に2,646円まで順調に値上がりして、8月の戻り高値2,602円を抜き、5ヵ月ぶりの高値になった。日足チャートでは26日に10日線と200日線がゴールデンクロスしたが、これは昨年11月に4,820円で天井打ちして以降で初めてである。週足チャートでも5週線と40週線のゴールデンクロスが近づいてきた。週足チャートは26日時点で今週は5週連続陽線だが、このまま今週確定すると、これも昨年11月の天井打ち以降で初めてとなる。
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 このところ米株は上下に激しい動きを見せて、ナスダック指数と半導体株指数は先週末に終値で今年の最安値を更新した。ところがマザーズ指数はまったく崩れず、直近10月3日の安値を割り込むことなく踏み止まって、逆に堅調な動きを見せていた。そして今週は18日の終値でなんと200日線を突破した。これは今年初めてでありおおいに注目される。
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 半導体製造装置関連株の代表である東京エレクトロンの株価が今週は3万4,550円まで下げて2020年11月以来の安値に落ち込んだ。9月10日の東京セミナー終了後に出席者からこの株について質問されたので、「売る方がいい」と答えておいたが、その時に株価は4万3700円だったので、そこからでもさらに21%も下げている。今年1月の大天井6万9170円からみると実に5割も下げて半値になってしまった。
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 半導体製造装置関連株であるプライム市場のレーザーテックの日足チャートを見ると、10月3日に1万4320円の今年の最安値をつけて、その日の日足チャートが陽線包み足の形になった。これは底打ちを示すサインだが、今回と同じように大きく下げた後で最安値で陽線つつみ足になったのは、前回は3月15日で、その日の安値1万6350円から3月25日の高値2万1610円まであっというまに32%値上がりした。
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 長らく大きな上昇相場を演じていた海運株が、ついに大天井を打って株価が大崩壊してきた。代表株である日本郵船(9101)の月足チャートを見ると、3月が最高値であったが、その後も値を保つ形になっていたので、夢よ再びと期待を持って保有していた投資家も多かっただろう。しかし今週は急落して、しかも週足チャートを見ると先週末に26週線と40週線がついにデッドクロスした。 続きを読む

 東証に上場している銀行株ETF(1615)の週足チャートを見ると、今年3月の最高値178円台とその後の戻り高値を結んだ右下がりの上値抵抗ラインを先週上に突破して、大きな三角もちあい上放れのブレイクアウトの形になった。また今週は5週線と26週線がゴールデンクロスしてきたが、このまま確定すると3月の最高値以降で初めてとなる。
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