早見は6月22日の東京セミナーで、「NTT株は6月18日に144円まで下げたが、これ以上の値下りを心配する必要はない」と明言したが、セミナー直後の6月24日の寄付き値148円から今週は160円30銭まで値上がりした。
週足チャートでは最安値から今週までで4本連続陽線となったが、これは1月の天井打ち以降で初めてだ。今回は1月の最高値から25.3%下げて底打ちしたが、これはコロナ暴落の時に2020年2月の最高値から10月の最安値まで26.9%下げて底打ちした時以来だ。
インターネット有料情報、電話有料情報は通常通り平日1日5回配信中です。インターネット有料情報をご利用の際は、ブラウザ環境は最新のバージョンでご覧頂きますようお願い致します。
文字サイズ
このページを印刷早見は6月22日の東京セミナーで、「NTT株は6月18日に144円まで下げたが、これ以上の値下りを心配する必要はない」と明言したが、セミナー直後の6月24日の寄付き値148円から今週は160円30銭まで値上がりした。
週足チャートでは最安値から今週までで4本連続陽線となったが、これは1月の天井打ち以降で初めてだ。今回は1月の最高値から25.3%下げて底打ちしたが、これはコロナ暴落の時に2020年2月の最高値から10月の最安値まで26.9%下げて底打ちした時以来だ。
早見は4月の東京セミナーで、構造改革関連株第一弾として花王(4452)を買い推奨。セミナー直後の4月22日の寄付き値6,314円から5月13日の高値7,064円まで値上がり。5月の東京セミナーでは第二弾として資生堂(4911)を買い推奨して、セミナー直後の5月27日の寄付き値4,986円から6月6日の高値5,272円まで値上がり。どちらも利食い売りを指示して成功した。
前回と前々回東証REITに目を向けてきたが、前々回の当コーナーで取り上げたGLP投資法人(3281)は、6月17日の寄付き値13万2200円から今週は13万4600円まで値上がりして、5月14日以来の高値。前回取り上げた日本ホテル&レジデンシャル(3472)も、6月24日の寄付き値7万5500円から26日に7万8100円まで値上がりしてきた。
続きを読む
前回当コーナーで、REITの中での逆行高銘柄に注目ということで、GLP投資法人(3281)を取り上げたが、REIT指数の日足チャートと見比べてみれば、その強さの違いは歴然としている。
さて、東証REIT指数の日足チャートを見ると、5月7日の高値1,838台から6月18日の安値1,709台まで下げたが、REITの分配金利回りが平均で4%台に上昇しており、さすがに値ごろ感が強まってきているように思える。
日銀による利上げ観測を背景に、東証REITは下げ基調が続いている。東証REIT指数は5月の最高値1,838から今週は1,716まで下げてきた。週足チャートは今週で5月の高値から6本連続陰線で下げている。
日銀による利上げ期待を背景に株価が上昇していた銀行株だが、今週は波乱の動きになった。東証銀行株指数の日足チャートを見ると、6月4日の最高値351.97で陰線包み足の形になり、その翌日332.69まで急反落した。5月の東京セミナーで推奨銘柄とは別に注目株に取り上げた三井住友FG(8354)も、同じく4日に1万580円の最高値をつけて、日足チャートは最高値での陰線包み足になった。三菱UFJFG(8306)、みずほFG(8411)、りそなHD(8308)も同じで、大手銀行4銘柄が揃って最高値での陰線包み足になった。
米株では今週ナスダック指数が史上最高値を更新したが、日本株の方はグロース市場が下げ止まらず、グロース250指数は5月30日に594ポイントまで下落して今年の最安値を更新した。これで2020年4月以来4年1ヵ月ぶりの安値に落ち込んでしまい、底なしの泥沼状態に陥っている。早見はとっくの昔にグロース市場からは手を引いていたので、この悲惨な下げを回避した。
NTT(9432)は1月の最高値192円90銭から今週151円40銭まで21.5%下げた。月足チャートは今月で4本連続陰線だが、前回書いたように、この株の月足が最高値から4本連続陰線で下げてきた場合は、短期的には戻りに転じても、本当の意味での大底ではなく、戻り売りでまた下げていくことを覚悟する必要があると言える。
NTT(9432)は1月に付けた最高値の192円90銭から今週153円40銭まで20.5%下げた。月足チャートは今月で2月から4本連続陰線で崩れている。
月足チャートで最高値から4本連続陰線で下げてきたのは、前回2017年11月に天井打ちして下げに転じた時で、そこからいったん戻り相場になったものの、また下げに転じて結局2018年11月の大底まで崩れていった。
三菱商事(8058)が、5月2日の最高値3,775円から8日には3,316円まで下げて50日線を下回ってきたが、これは昨年12月の底打ちからここまでの上昇相場で初めてだ。早見の有料情報では4月16日に3,502円のところで利食い売りを指示して利益確定していただいた。