臨時コラム

イギリスの国民投票は、大多数の見方はブックメーカーの予想通り、結局「残留」という結果に落ち着くと見られていた。ところが蓋を開けてみると、大番狂わせの「離脱決定」となり、全世界のマーケットがパニック状態に陥った結果、ドル円は一時99円台まで大幅な円高ドル安となった。1ドル=100円割れは2013年11月以来だ。

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イギリスの国民投票の結果は「EU離脱」で、この結果、ドル円は99円台まで円高となった。ドル円の週足チャートを見ればわかるように、昨年の円安大天井、125円台から一貫して右下がりの大きな逆N字型トレンドが続いている。

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個人投資家の人気を集めてきた新興市場だが、今週日経平均と共に大きく崩れた。特にマザーズ指数は、14日の下げ幅が2006年7月18日以来、約10年ぶりという暴落状態となり、2ヵ月ぶりに1000ポイントの大台を割り込んだ。

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国際的な商品市況の指標になっているCRB指数が、1月の底値154ポイント台から今週192ポイント台まで上昇し、昨年11月以来7ヵ月ぶりの水準を回復した。

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5月相場で新興市場の人気株から大暴落するものが出て、個人投資家に大きな打撃を与えた。マザーズのブランジスタ(6176)が、上場来高値1万5850円から4685円まで約70%もの下落率に達したほか、JIG-SAW(ジグソー)(3914)が上場来高値2万3920円から8480円まで65%下落、そしてアキュセラ(4589)が、5月25日の上場来高値7700円から5月31日の安値1990円まで74%も下落というように、大変な大崩れとなった。

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マザーズ市場が7月19日のマザーズ指数先物の取引開始を前に思惑が高まり、このところ大いに人気化していた。マザーズ指数は2月の底値から4月の高値まで一気に85%も上昇し、2013年の高値を3年ぶりに抜き新局面に入っていた。

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早見は折に触れてロスカットルールの大切さを説いている。会員向けや有料情報、セミナーで取り上げる推奨銘柄については、推奨時点から最悪2割下落した場合は自動的に手仕舞い売りの指示を出すロスカットルールを厳守している。突発的な悪材料が出て急落する場合もあるので、実際は各自の買い値に比べ2割下げた場合は、指示が有る無しに関わらず速やかに損切り手仕舞い売りをするようにお話をしてきた。

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ドル円相場は昨年125円台で大天井を打った形となり、直近では105円台まで20円も円高が進んだ。

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上場企業の16年3月期決算の発表が本格化する。最も発表が多いのは5月13日で、その日だけで全体の31%にあたる約740社の発表が集中する。

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政府は6月末に任期を迎える日銀政策委員の石田氏の後任に新生銀行の政井貴子氏を起用する人事案を国会に提示した。退任する石田氏は先般のマイナス金利導入に反対したが、新たに就任が予定されている政井氏はマイナス金利政策を高く評価しているとされている。このため政井氏の就任により、黒田総裁の金融緩和路線は一段とやりやすくなる。

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