世界的に株価が大きく下げて来ており、リスク回避の動きが鮮明になってきた。それを背景に今週は特に金相場が急速に値上がりを見せた。2月8日にNYの金相場は一時43ドル70セント高の1201ドル40セントまで急騰して、昨年6月19日以来の1200ドル台回復となった。
臨時コラム
金相場の値上がりが目立つ2016.02.12
REITを見直し2016.02.05
日銀が誰も想定していなかったマイナス金利導入というサプライズの追加緩和策を発表したため、日経平均はもちろん不動産株、REIT(リート)も急上昇に転じた。
原油相場に目を向ける2016.01.29
前回の当コラムでも原油の大暴落が止まっていない事をお伝えしておいたが、その後NYの原油相場は終値ベースで1月20日に26ドル55セントまで下げた。暴落が始まった2014年6月の高値107ドル台から76%もの下落率になっている。今週は31ドル台まで終値では回復してきているが、まだ大底を打ったと断言はできない。
原油大暴落止まらず2016.01.22
一昨年夏以降、大暴落を開始した原油相場は今年に入ってからも下げ止まらず、WTI原油は年明け1月4日の終値36ドル台から19日には28ドル台まで更に下げて、2003年11月以来の安値に落ち込んだ。原油先物市場のカラ売り残高は2006年以降最大に膨れ上がり、買い残は約5年ぶりの低水準になっている。
逆張り買いが増えてきたプラチナ2016.01.15
原油相場の大幅な下げに引きずられる形で商品市況全般に崩れが目立っていた。プラチナも今週東京市場で1グラム3147円まで下げて、2009年2月以来約7年ぶりの安値を付けた。ただこの下げで国内の投資家の間には値ごろ感が台頭してきており、逆張りでプラチナを買う投資家が増えてきている。
1年の計を占う1月相場2016.01.08
昨年12月15日に発売した早見の「九星気学と干支からみた2016年大予測」の中で多くページを割いて日経平均の月足陰陽のアノマリーについて解説しておいた。その中で特に1月相場が1年を占い、さらに1―3月の最初の四半期の動きが重要であると指摘しておいた。
戦後振り返って見ると、1月相場で日経平均の月足が陽線だったのは45回、陰線は21回となっている。1月が陽線だった45回のうち年足も陽線となった年は34回で、実に75・6%にも達している。
2016年の大物上場期待2015.12.30
前回の当コラムでも新春の注目材料として自動運転関連の有力ベンチャーであるZMPの上場問題を取り上げておいた。2016年1―3月に上場するのではないかという期待が高まってきており、早ければ2月上場の線が取りざたされている。
すでに株式市場では大納会に向けてアイサンテクノロジー(4667)、アートスパークHD(3663)、ドリームインキュベータ(4310)など関連銘柄が次々と力強い値上がりを見せている。セミナーで取り上げたハーツユナイテッド(3676)やパスコ(9232)、 「九星気学と干支からみた2016年大予測」で取り上げた萩原電気(7467)なども値上がりしてきた。
新春の注目材料ZMP上場2015.12.25
2016年は政策に沿った様々なテーマが引き続き株式市場で注目される。ロボット、人工知能、IoT、ドローンその他様々なテーマが用意されているが、そのうちの1つがやはり自動運転だ。
これに絡み、かねてから株式市場で話題となっていた自動運転とロボットに絡むベンチャー企業ZMPが2016年1―3月に上場するのではないかという期待が高まってきている。
早見の2016年大予測が発売2015.12.18
早見の『九星気学と干支からみた2016年大予測』が12月15日に発売になったので、既にお買い求め頂いているお客様の手元には届いていることと思う。
例年、大予測の中では、日経平均の推移や注目銘柄、そして政治や経済、国際情勢についてなど様々な側面から予測、解説をしているが、特に2016年大予測で注目頂きたいのは原油相場の動向だ。詳しくは2016年の大予測91ページからの原油と金についての箇所をよくお読み頂きたい。
米ドルMMFの年内利益確定を2015.12.11
早見はアベノミクス相場が始まる以前から、金の時代が終わり、これからは米ドルの歴史的底値買いをしていくべきだと呼びかけて、1ドル70円台から米ドルMMFを買い出動させていた。かつて金の歴史的底値のところで買い推奨したが、それと同じように米ドルに買い出動して頂いた。もはや言うまでもなく、その読みがずばり的中して、早見が呼びかけたところから今年の125円台まで大幅な円安ドル高になって行った。
しかし外貨建てMMFの売却益はこれまで非課税だったが、2016年から20・315%の課税がなされる。したがって歴史的底値の水準から、ここまで米ドルMMFに投資して大きく含み益を抱えている投資家にとっては、この税制面から年内に米ドルMMFを売却して利益確定しておく事をお勧めする。