臨時コラム

今回の『相場観』でも書いておいたように、先週日経平均とTOPIXはアベノミクス相場での最高値をつけた場面で週足が陰線つつみ足となってしまった。

昨年12月や一昨年5月の高値をつけた場面と同じであり、3月31日に時点では2週線も下向きに転じてきたので、ここはまだもうしばらく調整安が続くことを示唆している。

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NYダウは3月12日の安値1万7620ドルから23日の高値1万8205ドルまで上昇して、3月2日につけた史上最高値1万8288ドルに近付いてきた。この場面でNYダウにはヒンデンブルグ・オーメンと言われる売りシグナルが点灯した。

これはいくつかの条件が揃った時に点灯するもので、過去の例ではヒンデンブルグ・オーメンが出た後は、100%と言っていいほどNYダウは下げ相場を演じている。特に暴落相場の時にはその直前に必ずヒンデンブルグ・オーメンが点灯していたので、市場関係者や投資家の間で関心が高まってきている。

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NYの原油相場は、1月に44ドル台で下げ止まり、反転して行った。

この状況に対応し、早見も直ちに東証に上場している原油ダブル・ブルETNをFAXやメール会員、および電話やインターネット有料情報サービスで直ちに買い推奨し、1割以上値上がりしたのを見て短期利食いに成功して頂いた。

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相場の世界では、読み通り買った株が値上がりして行くことばかりではなく、突発的な悪材料が突然表面化して、株価が崩れてしまうことがままある。

今週も、早見の推奨銘柄ではなかったが、12月に上場したばかりのgumi(グミ)が上場直後にも関わらず、突然大幅赤字を発表したため、株価が一気に2600円台から1400円台まで大暴落してしまった。上場来安値更新で株主は大きく期待を裏切られたわけだが、私の推奨銘柄でもラオックスが突然大規模な増資を発表して、大量の売り注文に押されて株価は一気に大幅安になってしまった。どのタイミングで発表されるか全く想定できないので、このような突発的な悪材料は避けることができない。

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前回の当コラムで原油相場について解説しておいたが、そもそも1月のセミナーで原油相場が50ドルを割ってきたことを受けて、逆張り的な捉え方をしていく必要があるということでお話し始めた。

2月のセミナーでもそのことに改めて触れてお話しておいたが、2月に入ってすぐメールやFAX会員、および電話やインターネット有料情報サービスでは、東証に上場している原油ダブル・ブルETN(2038)を買い推奨して、短期間で約1割の値上がりで利食って頂いた。

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1月のセミナーで、原油相場が50ドルを割ってきたことを受けて、そろそろ逆張り的な捉え方をしていく必要があるということをお話して、その後2月に入ってから原油ダブル・ブルETNを買い推奨し、戻り場面で短期1回転利食っていただいた。

その後、原油相場は54ドルの壁を突破できず、再び49ドル前後まで下げてきている。NY原油相場は昨年夏以降、1月まで月足で7本連続陰線で暴落したが、2008年のリーマンショックの大暴落も、大天井から大底までやはり月足7本連続陰線で下げ止まった。

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前回の当コラムでも「買い値から最悪2割下げた場合には手仕舞い売りをする」というロスカットルールに当てはめて推奨銘柄については判断するようにお伝えしたが、会員の中にはどうしてもロスカットルールに沿って対処出来ない方や、新たに入会された方々もおられるので、折に触れて繰り返しロスカットルールについては徹底するようにお話している。

早見は推奨銘柄については反対売買の指示を出すわけだが、万が一見込み違いの場合には最悪でも推奨値から2割値下がりした場合には、手仕舞い売りの指示を出すというロスカットルールを厳守している。

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毎月の早見のセミナーでは、推奨銘柄とは別に参考になるコメントとして番外編の株をご紹介することがある。これはあくまでも何千もある銘柄の中で、何かしら参考になればということでコメントしているもので、あくまでもその時点で買い推奨したわけではない。

したがって、一切その後のフォローは原則として行っておらず、番外編の銘柄は、会員以外の方々にはセミナーの申込みをした方以外にはお知らせしていない。それは推奨銘柄としてご紹介したわけではないからだ。もちろんその後値上がりもあれば、値下がりもあるわけで、時折、番外編の株を買ったという方からその後の処置をどうすれば良いかと質問を頂くことがあるが、一切お答えしていない。

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今年は新規公開株ラッシュということで、前回はその目玉の1つとされるZMPについて取り上げた。続いてバイオベンチャー企業のヘリオスも今年上場するのではないかと観測が流れている。この会社にも要注目だ。

ヘリオスは旧社名「日本網膜研究所」で、iPS細胞を使った世界で初めての目の難病手術に関わった企業だ。その後も大日本住友製薬を中心にパートナー企業とiPS細胞を使っての様々な研究を進めている。

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今年は新規公開株ラッシュとなるが、その目玉の1つが近くマザーズに上場を計画しているベンチャー企業、ZMPだ。

この会社はロボット開発からはじまり、自動運転システムに開発範囲を広げている企業で、時流に乗ってきている。今年中に物流会社等で使う、台車型ロボットの量産を始めることが1月20日の日経産業新聞で報じられた。運送や物流の作業現場の負担軽減に繋げるものだが、2017年を目途に年10万台規模で販売する計画だ。

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