日本の株価は、昨年11月から半年間好調に大きく値上がりしたので、面白いように儲かり、財産を増やす投資家が続出した。しかし、5月の高値以降は一転して戦後の日本株の歴史に無い激しい上下の激動になっており、海外情勢や消費税増税問題を睨み、日経平均は下げ波乱の形になってきた。
会員の方々やセミナーにご参加の方々からは、「11月以降今までに無い大儲けができた」という喜びの声もたくさん頂戴した。しかし、もっと重要なのは下げ波乱の調整局面でいかに損失を食い止めることができるかである。株式投資は利益が保証されているものではないので、どこかで必ず損を被る場面があるが、ロスカットルール厳守や無理な集中投資をしないこと、材料にこだわり過ぎないことなどを様々な場で呼び掛けてきた。それが功を奏して、このところの調整安の局面でも、「今までのようには大きな損にならなくなってきた」という声が多く聞かれるようになっている。