直近の円買い地合いからドル円、クロス円ともじりじりと値を戻してきていますが、この間に出てきたネガティブなファンダメンタルズや地政学的リスクの燻りを受けて、小幅円売りながら動きが鈍い日が続いています。
直近では、先般お伝えした米ファイザーによる英アストラゼネカ社買収が一旦破談になりました。今後の流れは分かりませんが、これは英経済にマイナス要因であったものの、連休明けの米欧の堅調地合いに連れる形で株価は再び上昇し、英ポンドも下げ足が強まることもなく、しっかりと高値を保って、悪材料が織り込まれた動きになっています。ポンドは170円台が安定した水準に固まりつつありますね。