サラッと書いていますが、第4次って凄いですね。さすがに求心力の低下が表れた2017年の選挙ではありましたが、紆余曲折を経て、半年の空白期間を経て、メルケル政権が発足します。2大政党が再び手を組んだ新政権は、特に注目された難民問題について、移民・難民流入の玄関口となったバイエルン州のゼーホーファー州首相が内相に就任しました。同氏はメルケル氏の難民政策を非難し、厳格な対応を求めてきましたので、国民が最も不支持とした難民問題で同氏を起用したことで、既存のメルケル政権色の刷新を図った形と言えるでしょうか。
横尾寧子のFXのはじめかた
14日、第4次メルケル政権発足2018.03.16
輸入制限措置の発動と米朝問題2018.03.09
トランプ大統領が、昨今より報じられた輸入制限措置に署名をし、発動されることが確定しました。鉄鋼には25%、アルミニウムには10%の追加関税発動となり(上下変動の可能性あり)、現時点ではメキシコ、カナダが除外となりました。今のままだと中国はもとより、EUが猛反発をするはずですし、対象となる国との交渉を見守る展開が続きます。当然ドル円のトレンドは発生しにくく、毎日日柄で材料が変わる日々が今しばらく続くと見ておいた方が良いと思います。
米中の動きに注目2018.03.02
先般のパウエル新FRB議長の議会証言でドル円相場がやや円安にブレたところから、あっという間に105円台まで下落する激しい地合いになっています。パウエル議長の証言から、当初年3回と見られていた利上げ回数が4回に増えるのではないか?という思惑や、パウエル議長がFOMC後の議長声明を年4回から毎回にする方針という思惑などで、これまで3・6・9・12月のどこで利上げをするのか?何回か?という見通しが、年8回の会合でいつどこで利上げしてもおかしくない状況になるのか?という懸念など、色々な思惑が降ってわいています。(原則として、金利変更はFOMCの中で議長会見のある回で実施されやすいという前提があります。過去例外あり)
ECB人事に思惑2018.02.23
19日、ユーロ圏財務相会合はコンスタンシオECB副総裁の後任に、スペインのデギンドス経済相を選出しました。3月のEU首脳会議で正式決定する見通しで、コンスタンシオECB副総裁の任期終了をもって、今年5月に就任予定です。
ドル円、105円台へ2018.02.16
16日の東京時間、後場寄り後の13時6分、ドル円が2016年11月以来の105円台まで円高に傾いてきました。このところ、連日東京市場の寄り前8時台に円高に突っ込んできており、今朝方も同様に106円割れを攻めてきていました。1分足で見ると、まさに今日だけで3回は106円0銭台を攻める場面が3回あり、4回目のトライでスルっと105円台突入となりました。105円台はかなり大台になりますから、ストップも巻き込んでズルズルと下がり、現在は105円55銭で一旦止められはしました。
3月利上げは無いだろうか2018.02.09
先週から今週にかけての急落地合いを受けて、報道を見ていると「これで3月の利上げは無くなった」とするコメントを多々目にしたのですが、本当にそうなのでしょうか。正しくは、今の時点でそこまで言い切るほどの下げなのか?という印象です。今回NYダウは史上最大の下げ幅になりましたが、ただ、史上最高値をこれだけ更新し続けているわけですから、幅で見れば大きいのは当然でしょう。ただ、下落率なら4・6%、ザラバ最安値を見ても5%程度です。リーマンショックの時が7%前後の下げ、ブラックマンデーは22%と比較すると、率でそこまで怯えるほどの大暴落と言い切るほどではありません。
ユーロが動き出す舞台が揃う2018.01.19
ユーロの動きが非常に堅調です。15日には対ドルで1・2296まで上伸して、2014年12月以来、約3年ぶりの高値に顔合わせとなりました。ドイツのメルケル首相が無事連立政権を発足出来そうでドイツのマイナス要素が解消されたことに加え、昨年暮れから年始にかけて、ECB関連要人の出口戦略への言及に含みを持たせた発言が相次ぎ、11日のECB議事要旨(12月14日分)では、「2018年の初旬からフォワードガイダンスを変更する可能性」があることが示され、いよいよユーロが強くなるという期待が先行して買いに拍車をかけています。ドル売り越しは10月半ば以来の高水準になっており、ドル売りユーロ買いの色合いが鮮明です。
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日銀のテーパリング観測をどう打ち消してくるのか2018.01.12
1月9日、日銀による長期国債の買い入れ減額を受けて、東京市場では円が急騰する地合いがありました。その後、ロンドン時間もそれらを背景に円買いが優勢になり、10日の東京午前では、ドルが前日安値を割り込む円高地合いが続いています。日銀が、2013年4月からの異次元緩和スタート以来初めて、前期比で買い入れが減額したことを受けて、他国に倣って日銀もいよいよテーパリングを開始するのではないかという観測が年始から強まってきました。
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