横尾寧子のFXのはじめかた

 米10年債金利は1.6%台を突破したことで、週初のドル円相場は一時109円台乗せとなる上昇となりました。その後は金利上昇が一服しているためドル円相場も落ち着いた動きになっていますが、この109円台乗せは昨年6月以来です。引き続き金融市場全体が米10年債の利回りを見ながらの相場展開が続きますが、円相場の視点からは10日、日本政府が7月に開催予定の東京五輪で海外客の受け入れを断念する方針を決定しました。聖火リレーが25日から始まりますので、その前に正式発表とする見通しと報道です。これで、海外客による日本円への円転(両替)という五輪開催地特有の為替の動意もほぼ失われました。五輪そのものが開催されるのであれば選手やその他関係者は来日しますから全く円転が無いわけではありませんが、大きくボリュームは減ります。つまり、円高圧力が1つ失われるわけで、長期円安トレンドの継続に期待が持てます。引き続き、押し目は買ってホールドしておきたいですね。
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米株が史上最高値を更新し続け、日本株も30年半ぶりの3万円台乗せ、コロナによる経済大打撃を底支えするために量的緩和による世界中に溢れたマネーが投資に向かって1年になりますが、気になる動きが少しずつ出ています。
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 先週から今週にかけて、ドル円相場は200日線を突破して一服していましたが、24日のNY市場では、米10年債利回りが一時1.4%を突破しドル円相場もそれに連れて上昇しました。直近高値106.226を付けてから急激に値を消し105円割れまでだれましたが、再び106円台乗せのV字の切り返しです。さらに25日には米セントルイス連銀ブラード総裁による「成長とインフレの改善を考慮すると利回りの上昇は適切」という米長期金利上昇を肯定する発言で1.5%台乗せとなり、株式市場には大きなダメージになっていますが、ドル円相場には大きな追い風です。直近高値を抜いて104.630まで上伸しました。緩やかながら着実に切り上がっています。 続きを読む

 今週は再びドル円が強い動きになっており、2月16日のNY時間には米10年債利回りが一時1.3%台に乗せる等、昨年2月27日以来の高水準になったことでドル円相場は一気に吹き上げ106.226と高値を更新し、昨年6月以来ずっと上値の重石になっていた200日線をついにブレイクしました。10年債利回りの上昇は今年になってからピッチが上がっていましたが、さらに一段突き抜けた感じですね。続けばドル高、落ち着けば一旦ドルもだれそうです。

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 久しぶりにドル円相場にちょっと動きが出た直近相場でしたが、やや収束の傾向です。 1月27日から7本連続陽線で値を上げ、2月5日には直近高値105.66迄上昇しましたが200日線で抑えられる形で失速し、104.60近辺まで値を消してきました。

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 ドル円相場の続伸が止まりません。2月3日まで6営業日連続で値を上げており、105円台に乗せてきました。これはなぜか?どの理由を付けても後付けになるぐらい、これまで数カ月104円を挟んで小動きだった相場が反転してきています。ドル安政策を進めてきたトランプ大統領が退任したことや、イエレン前FRB議長が財務長官に就任したこと、ユーロがユーロ高是正にかじを切っていることなどを受けて、これまでドル売りだった材料であってもすべてドルを買う材料になっているように解説されています。つくづく教科書では相場は語れませんね。

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 昨年の秋以降一本調子の上げを見せてきた株式市場に久しぶりのドスンとした下げが襲来してきました。アメリカでバイデン新政権が発足して目先の大きな材料が通過し、株式市場は高止まりの様相でしたが、ちょっと各所で変化が出来たと思っていたら大きなドスンです。

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 21年1月20日、民主党バイデン新政権が誕生しました。先般の議会襲撃事件もあり、ホワイトハウス周辺はすさまじい厳戒態勢でしたが落ち着いて政権移行がなされましたね。財務長官は前FRB議長のイエレン氏、トランプ大統領時代の2018年にわずか1期4年で退任させられてからの見事な米金融中枢返り咲きになりました。

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 いよいよ1月20日、アメリカはバイデン新大統領が誕生します。ただ全米各州でバイデン新大統領を良しとしないトランプ支持派による暴動の計画が表沙汰になるなど、非常にきな臭い就任当日になりそうです。

 さらに、欧州では今年9月に退任するメルケル独首相に代わる後継者選出のCDU党大会がバーチャルで今週実施され、その結果が来週22日に発表されます。16年にわたる長期政権を樹立した欧州の女帝メルケル独首相の後を継いでいくわけですから注目が集まります。その後与党CDUは、新党首の下で9月の総選挙に向けて選挙運動を展開していくことになります。 続きを読む

 新年あけましておめでとうございます。この年末年始は英がEUと暫定合意をし、正式に離脱するということがありましたが、為替は特段荒れることも有りませんでしたが、いざ市場が本格的に始まってみると、週初は円高が強まり1月6日には一時102.592の直近最安値を更新しましたが、その後世界的なリスクオンを追い風に一気に円安に転換し、直近で104円示現の上昇となりました。為替市場に今は強い主体性がありませんので、株式市場にらみの動きがもうしばらく続きそうです。ただ、各国の金融政策やファンダメンタルズの一段の悪化には警戒を。
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