先週末に公表された9月の米雇用統計はNFPが予想+17.0万人に対し、+33.6万人とポジティブサプライズになりました。過去8ヵ月間で最大の伸びとなり、追加利上げ期待が強まるドル買いの動きになりました。
それ以上にサプライズになったのが、週末のハマスによるイスラエル侵攻でした。週明けには原油が高騰し、カナダドルも反転上昇。有事のドル・米国債買いでドルも堅調な動きになっています。ユーロドルの日足チャートを見ると、10月2日に安値を付けて以降、雇用統計も追い風に現在に至るまで堅調なドル高です。さらに逃避通貨の最たるスイスフランはV字型の切り返しで上昇して、対円で165.61まで高値を付けてきました。遠くの戦争は買いという素直な動きになっています。