今年もあとわずかとなりました。欧米がクリスマス休暇に入っており、為替市場は非常に閑散として、恒例の年末感が漂っていますね。
2014年に気になる通貨として、このところNZドルについて各所でお話しているのですが、19日に発表された第3四半期GDPも予想+3・3%に対し、+3・5%、企業活動についても90年代以来の高水準まで上昇しているなど、利上げに向けて着々と経済上昇が確認されています。対円では85円をしっかり保ち、対豪ドルでも2011年3月にクライストチャーチで大地震が発生したときに付けた1・379の高値に対し、現在は1・07までNZドルが買われ、兄弟国の力関係が逆転しています。アメリカが先週テーパリングを決定したことも、2014年にRBNZが利上げを決定しやすい流れを作っており、金利上昇に向けて対円でも過去の高値に迫る動きを見せてきやすいと考えています。