横尾寧子のFXのはじめかた
利上げは織り込み、期待は景気浮揚策2022.03.18
長期インフレを警戒して通貨で対策2022.03.11
す。
パウエル議長、利上げ指示を明言2022.03.04
地政学的リスクの先を見て買い場探し2022.02.25
漸進的な利上げと継続利上げと各国様々に2022.02.18
ウクライナ危機の後退とECBのタカ派発言で欧州買い地合い2022.02.10
今は明確なトレンドが無いが次の変化を探すヒントに2022.02.04
想定通りの内容、想定以上のタカ派議長発言2022.01.28
2022年初のFOMCが開催されました。今年は利上げのタイミングをうかがう重要な年になりますので、今年最初の一番の大きなイベントでしたが、決定内容は想定通り3月の利上げを示唆するものでしたが、パウエル議長の会見の内容が想定以上の強いタカ派を示したものであったことから、米株3市場は揃って値を消しました。
世界的インフレ懸念の中次週は今年初のFOMC2022.01.21
19日に発表された英国のインフレ率は、年率で5.4%と過去30年間で最も早いペースで上昇していることが確認されました。2月3日に行われる金融政策会合での利上げを利上げ織り込み度が80%と「ほぼ利上げ確定」とみる向きが多く、インフレ率が高いのも当然と見て目立った反応はありませんでした。むしろ世界全体で高インフレが加速していることから、株式市場を中心にリスクオフの流れが強まっており、米ナスダックは最高値から10%下げる「調整相場入り」となりましたから、目先はこのリスクオフの動きの中で買い上がりづらい地合いになりそうです。英ポンドについては12月に続き、2会合連続の利上げが確実視される中、ベイリーBOE総裁も「インフレは一時的」としながらも「インフレをコントロールするためには何でもする」としていることから、2月会合では今後の利上げについての意識の確認となりそうです。ただインフレ加速がリスクオフの主因になっているだけに、さらな利上げ示唆は売り材料にもなりかねませんね。
約39年ぶりだが予想通りでドル反落2022.01.14
年始に116円を付けてから調整が続くドル円相場ですが、そんなドルの動きはさておき、パウエル議長とFRBは着々と段階的な利上げに向かう素地を作っています。11日に行われた上院の公聴会でもパウエル議長は最大雇用とインフレ抑制について発言し、マーケットに対して利上げに対する耐性を付けさせるための対話を行っているようです。