今週の為替市場は、27日に発表される日銀金融政策決定会合の結果に焦点が集まっています。この動向についてはツイッターで追いかけてさせていただくとして、ゴールデンウィークの最終日である5月6日に決選投票を控えるフランス代表選に絡む市場動向について考えていきたいと思います。
ヨーロッパは現在世界経済の最大火種であり、当然その圏内の国民生活は決して穏やかなものではありません。特にそのしわ寄せは若年層に集まっているという見方が強く、その結果の1つが22日の大統領選第1回投票に表れたといえます。マーケットはサルコジ再選という見通しを立てていた向きが強かったのですが、ふたを開けてみれば次点。尚且つ、第3位につけたのが極右政党だったということが、世間を驚かせています。