資源関連の足を引っ張る材料として、先週末に米英仏から飛び出したのが、原油高高騰を受けた戦略石油備蓄の放出という姿勢です。実際に放出されれば原油価格の急落に繋がりかねず、資源通貨には重石になっています。
加えて豪ドルは3日の金融政策会合で、政策金利の4・25%据え置きを決定しましたが、声明の中で、「成長ペース、生産伸び率は予想より鈍化」「需要が大幅に弱まれば、一段の緩和的政策の余地あり」と示したことで、一時豪ドルは売られる展開となりました。3月19日には年初来高値の88円62銭まで続伸していましたが、現在は一服し、85円前半で推移しています。