今週初めに「米英が週内にシリアに軍事行動の可能性」と報じられてから、日を追うごとに地政学的リスクが深刻度を増して市場席巻中です。すでに軍事攻撃が行われているという報道や、29日に攻撃するという報道など、現地情報も錯綜し、目先のトレンドはとても見えづらい状況になっています。
かつて有事のドル買いと言われたドルも、2001年の9・11以降は、有事のドル売りという表現が増えました。ただ、当時の動きを見ても分かるように、有事発生の際はドルは売られていますが、その数ヵ月後の2001年末には当時の水準を上回るドル上昇になっていました。