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横尾寧子のFXのはじめかた

4月7-8日に開催された今月1回目の日銀金融政策決定会合では、黒田総裁の会見がリアルタイム配信されるなど、これまでになかった新たな試みがありましたが、内容としては現在の体制にすごく強気。「現時点で追加緩和が必要だと考えていない」という一言に海外勢は大きく反応して、ドル円は101円台まで円高が急伸しました。たった数日でドル円の景色も随分と変わったものです。ここまで断言されると、30日に行われる月内2回目の会合での緩和期待も剥落し、株安・円高という流れの継続が懸念です。

海外勢に良いように扱われる市場であり続けるのもどうかと思いますが、先手を打てずに後手で市場コンセンサスを打ち消していたら、一段と追い込まれてしまう気がしますが・・・。ちょっと嫌なムードです。

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前回「豪ドル円上値トライか」というコラムを書きましたが、その後堅調に豪ドルは直近の高値を抜き、ファンダメンタルズの面からも流れの変化が伺えるようになってきました。詳細は今週2日(水)発行の会員向けレポート内コラム『為替ばんざい』で取り上げています。

さて、豪ドルの弱さが顕著に表れていたAUD/NZDのチャートの雰囲気が変わってきました。直近で1・49と1・05でつけた下値で底値を固め、出直りの雰囲気です。一目均衡表では昨年10月以来の雲上抜けをうかがう動きで、この後雲の水準はさらに下がりますし、遅行線もローソク足を下からブレイクしやすい形になってきました。昨年10月は、その後再び押し戻されて一過性の上昇で終わってしまいましたが、その時と現在とは豪ドルを取り巻く地合いが著しく改善されています。

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豪ドル円の日足チャートが、下値を固めて上昇をうかがわせる形になってきています。現在93円台後半でしっかりしていますが、テクニカル面で見ると先週、昨年6月以来9ヵ月ぶりに200日線を上抜けに転じ、今週は右上がりの21日線が横ばいになった90日線を上抜けし、55日線も横ばいになり、200日線も右上がりに切り返してきました。日足の移動平均線から見る上昇シグナルが出揃いの形です。

対ドルでは、一頃RBA要人からの為替目標値言及(0・85)がありましたが、現在は0・915まで切り替えしてきました。昨年4月に1・058の高値を付けてから200日線を割り込んで以来、約11ヵ月ぶりに上抜けです。

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イエレン新議長によるFOMCの公表を日本時間の20日早朝に控え、ドル円は様子見を見つつ、下値を買う動きが強いでしょうか。米国経済への安心感が、下値は拾っていく雰囲気を作っています。

またクリミア情勢を受けた米欧の控えめな制裁発動に対し、ロシアが対抗政策を発するとコメントし、米欧の追加制裁という動向もありますから、方向感は全く出てきません。無理してトレードするような地合いではありません。私もかなりポジションを減らしてディに終始です。

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来週3月18日、19日には、イエレンFRB総裁体制で初めてのFOMCが開催されます。またFOMC終了後には、総裁会見も予定されていますので、決定内容以上に総裁会見に注目です。

FOMCでは緩和縮小が決定して2回連続、100億ドルベースでの縮小を決定してきました。直近ではハト派と言われるエバンス・シカゴ連銀総裁も(今年は投票権無し)縮小ペースを崩さない旨を言及しているため、これは最低路線であり、今後の焦点はフォワードガイダンスの修正です。

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2月末から浮上したウクライナ問題が、ひとまず鎮静の見通しになり、ユーロの負担が一つ軽減されました。今週木曜日(6日)にECBを控えて、トレンドは出てきていませんが、ECBが無事に通過すれば、リスクオンの流れでユーロも買われやすくなりそうですね。

対円で見ると、昨年末の高値から2月4日の安値の50%戻しが140円95銭、61・8%戻しが142円07銭となっており、目先の一つの目標値として見ています。21日線も上向いてきましたので、これがサポートになって来るかどうか、今週が見極めどころですね。

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今回は閑話休題。(※中国問題とキウイについては会員向けレポートのコラム「為替ばんざい」で取り上げています。)

さて、現在は1年で一度の確定申告時期です。FXで利益を上げられた投資家の皆さん、確定申告をお忘れにならないようお気を付け下さい。

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2月よりFRBは初の女性議長であるイエレン氏をトップに新体制がスタートしました。最初のFOMCは3月18-19日で、ここでは議長会見もスケジュールされており、緩和縮小踏襲を確認する注目度の高い会合になります。

また中道派として現在のFOMCで投票権を持つ、クリーブランド総裁ピアナルト氏が5月末日で退任し、6月より現フィラデルフィア連銀調査ディレクターのメスター女史が新総裁に就任すると発表され、女性の活躍がますます期待されます。

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一旦落ち着きを取り戻している為替市場ですが、2月10日にS&Pが先般大幅利上げを実施したトルコの格付け見通しを安定的→ネガティブに引き下げました。トルコリラは、直近安値を割り込みはしなかったものの、上昇分を吐き出す下落になっています。

この見通し引下げが酷いものとは思いませんが、近年格付け見通しの変更や格下げが相場の波乱を大きく煽ったことが度々ありましたから、格付け会社の動向に警戒心が湧いてきます。アメリカをはじめ海外の多くの株式市場では株価指数が最高値の水準にありますから、きっかけ一つで大きな波乱が出て来る可能性も。特にアメリカ経済のファンダメンタルズについては、酷い寒波による一時的な悪化がもう少し続きそうですから、目先の取引は短期で売買戦略を変えておきましょう。

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日本株が600円以上下げた2月4日は、RBAの今年最初の会合が行われました。結果は据え置きで大方の予想通りでしたが、その後の声明で豪ドル高についてのスタンスがにわかに変わりました。これまでの「不快なほどに高い」という表現が削除され、ひとまずいい塩梅まで下がったという印象を持っていることが伺えます。これ以上下がると、今度はインフレ警戒が必要になってくるということで、現在の90円を挟んだ動きは豪ドルが買いやすい雰囲気になっています。

ただ、オーストラリア国内の状況を見ると、雇用は悪化を続けていますし、撤退する外資系企業が多いことも踏まえると、豪ドルが上がりやすい地合いになったとは判断できません。しばらくは小動きになるでしょうから、レンジの下限になりやすいのが今の水準という印象でしょうか。

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