米財政問題と欧州(イタリア)の政局混迷から、ドルやユーロから逃げたマネーが、早期利上げ期待の浮上している英ポンドに流れています。ポンドドルは今年1月2日以来の1・625まで上昇し、通貨バスケットも9ヵ月ぶりの高値になっています。
期待される早期利上げですが、英企業の82%が、2015年までに利上げに転換すると見ているという数値が出てきました。この期待感を受けて、BOEのデール理事は、この見通しは正しくなく市場が先走り過ぎであると冷や水を浴びせるコメントで応戦していますが、カーニー総裁はタカ派ですし、そう簡単に期待が収まるとは思えないですね。