3月の中銀会合トップバッターの豪中銀(RBA)が、0・25%の追加利下げ思惑に対し、2・25%据え置き決定をしたことで、発表直後の豪ドルはサプライズ上昇となりました。しかし、RBA声明を見ると、「追加緩和が今後適切になる可能性」と利下げに十分な含みを持たせたことで、豪ドルペアが引き続き買いづらく方向感のない動きになってしまいました。RBAへの市場コンセンサスは次回の4月7日0・25%利下げとなっています。
またスティーブンス総裁は資源価格下落と雇用の悪化に言及しており、1月の失業率は6・4%で12年半ぶりの高水準となっています。今後雇用悪化が止まらないようであれば、追加緩和は0・25%だけでは済まなくなる懸念も。


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