引き続き低ボラの為替市場ですから、“何か”から動意づくキッカケを探そうと市場参加者が目を凝らしている様子が伺えます。ただ、期待された15日夜(日本時間)のイエレン議長証言は、米株が史上最高値を更新している状況ですから、株価を冷やすような言質は極力抑えて来るのが当然のことではあり、特段の材料にはなりませんでした。そろそろ本格的なバケーションシーズンに突入になりますので、一段と手掛かり材料難が予想されます。
直近で少し動きを気にしておきたいのがNZドルです。連続利上げを背景に上昇してきましたが、ちょっと勢いに息切れでしょうか。対円では89円台まで上昇して一服し、対ドルでは2011年8月以来の高値に顔合わせしてからの下落がキツくなっています。NZは今月24日にRBNZを控えていますが、その次は9月になりますから、8月はこちらも材料難になりそうです。