先週発表された雇用統計の結果を受けて、量的金融緩和縮小(テーパリング)開始時期についての見解が割れています。ただ、発表された後の反応を見る限り、ダウも200ドル近い上昇を見せ、金も1250ドルを上抜けしっかりした動きを見せている点からも、米市場を中心に「12月のテーパリングは無いだろう」という見方が大勢です。
しかしながら今週は、地区連銀総裁からのタカ派発言も続いています。現在投票権を持つセントルイス連銀・ブラード総裁、そして来年投票権を得るダラス連銀・フィッシャー総裁等、相次いでテーパリング時期の前倒しが望ましいというスタンスを示しました。