臨時コラム

前回の当コラムで次の日銀総裁人事が前倒しで加速することになり、それが3月にかけて株式市場の最重要ポイントとして意識されるだろうと書いておいた。

2月15日に大和総研の武藤敏郎氏を中心に人選が進められていると報じられたことから、株式市場や為替市場ではネガティブに受け止められ、武藤ショックの形で円高株安が進んだ。武藤氏は財務省サイドが第一希望として強く推していた人物で、白川総裁が就任する前の2008年に元々総裁候補となっていたが、当時民主党が反対したことで総裁になれず、白川総裁が就任した経緯がある。

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白川総裁が3月19日に前倒し辞任すると表明したことを受けて、次の日銀総裁人事も前倒しで加速することになる。

既に何人かの有力候補の名前が取りざたされているが、大和総研理事長の武藤敏郎氏、日本経済研究センター理事長の岩田一政氏、学習院大学教授の岩田規久男氏、東京大学教授の伊藤隆敏氏、アジア開発銀行総裁の黒田東彦(はるひこ)氏、元日銀審議委員の中原伸之氏などが有力候補として浮上している。

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昨年1月に大きく報道されて、橋梁株の買い人気に火をつけた首都高速道路の大規模改修問題が一年経っていよいよ具体化してきた。

首都高速道路会社の有識者委員会は1月15日に大規模改修の具体的なプランを発表した。それによると約47キロメートルの区間で、道路を全て壊しての作り直しや大規模な改修が必要だとしており、これだけで総工費は最大で9100億円かかると試算された。

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昨年10月に京都大学の山中教授がiPS細胞でノーベル賞を受賞したところからバイオ関連株に火がついた。

その中心となったタカラバイオ(4974)は10月5日の安値415円から10月17日に1010円まで急上昇して、第一段階が終了していた。

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早見は毎年大発会での一番人気銘柄を翌日の寄り付きで自動的、機械的に買う投資作戦を行っていただいている。これは大発会当日、終値が値上がりで終わった銘柄の中で、売買代金が最も多かったものを一番人気銘柄としており、その年の相場全体や経済動向などを占う意味で重視している。

今年2012年の大発会ではトヨタ自動車(7203)が一番人気銘柄となった。株価は1月4日の終値2644円から4月2日には3640円まで37・7%値上がりした。その後調整に入ったが、11月から再び大きく上昇しており、12月21日には3965円まで付けて今年の最高値となった。一昨年1月以来の4000円台回復も近付いている。年明けには4000円台が実現されるだろう。

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総選挙の投票を12月16日に控えて自民党の国土強靭化計画への期待感が高まって来ている。総額100〜200兆円規模で災害に強い国土作りを進めていくというのが狙いだ。

そこへ2日午前に中央自動車道笹子トンネルの大惨事が発生し、老朽化している全国のトンネルや橋梁などインフラの改修、補修がクローズアップされてきた。もちろん自民党の政策の中にもそれが含まれており、株式市場でも本格的に評価されていくと思われる。

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11月30日更新のコラム「相場観」でも指摘したように、東京株式市場の実勢を示すTOPIXが週足で7月の戻り高値を抜き、大きなボックス相場を完全に上に放れた。これで6月でついに大底を打ったと判断される。

大きな捉え方をすれば2009年3月の698ポイント台と、今年6月の692ポイント台がそれぞれ大きな安値となったわけで、TOPIXの690ポイント台は強力な大底ラインと言える。

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早見はかつての金と同じように、次は米ドルが歴史的底値買いの場面に来ているとの判断で、2010年夏以降米ドルMMFの積み立て買いをコツコツと行うように提唱してきた。

仮に毎月末一定額米ドルMMFを積み立て買いしていたとすれば、2010年夏以降直近2012年10月末までの平均買いコストは79円80銭台となっている。

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山中教授のiPS細胞でのノーベル賞受賞をきっかけに、日本国内ではiPS細胞を始めとする再生医療の将来性に注目度が高まってきている。この分野で世界のトップを駆け抜けていくには課題も山積みになっており、民間の努力だけでは限界がある。

そこで民主・自民・公明の3党は再生医療法案の議員立法による成立を目指して超党派で検討を進めている。この法律を整備することにより迅速、安全に研究開発を進め、実用化を早めるための後押しをしていくことになる。

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京都大学の山中教授がiPS細胞でノーベル賞を受賞したことをきっかけに関連銘柄に火がついたが、特にタカラバイオ(4974)やコスモ・バイオ(3386)などベンチャー系のバイオ企業の株価が大きな値上がりを見せている。

早見は昨年も山中教授の受賞有力と見てタカラバイオに注目していたが、今回はついに受賞となったのでタカラバイオの株価がこれから非常に大きな相場に発展していくのではないかと見ている。

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