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横尾寧子のFXのはじめかた

 日本は先週まで株価上昇で気を吐いていましたが、中国恒大のデフォルト懸念で世界中のムードが一変しリスクオフの色合い濃い展開が続いています。クロス円は軒並み200日線を割り込み、ドル独歩となりやすい地合いも、FOMCも中国問題を背景に出口戦略のスケジュールを少し後ずれさせるのではないかという思惑もあり、嫌なムードが支配的です。
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 日本株市場は政治の変化を大きく好感して強い上昇が続いています。時に2012年末のアベノミクススタート時を思い起こす方もいるかもしれませんが、今回為替は全くついていっていません。ドル円に限らずクロス円も鈍い動きが続いており、ここの解説では「デルタ株の感染拡大による景況感を見極める」ような表現が見られますが、世界が中国の動きを注意深く監視している点は否めないかと思います。
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 今週7日にロックダウンの最中の豪金融政策会合は事前予想通りのテーパリング縮小(月50億買い入れ→40億)決定を発表しました。その瞬間は豪ドルが買われましたが、次回の見直し時期を従来予想の11月から来年2月に先送りし買いも失速しました。日足のチャートを見ると、200日線まで接近するも届かずに失速。200日線がかなり大きな上値の壁となっています。
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 9月相場に入りました。来週6日のレーバーデーが過ぎるといよいよ秋相場も本番です。先週も取り上げたように、今月から来月にかけては為替相場にも影響する政治スケジュールが目白押しですが、その前は注目度の高い米8月雇用統計や翌週の豪の金融政策会合が控えています。
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 日本は自民党総裁選についての報道が増えてきました。現状の報道では来月29日が投開票とみられており、総裁選を終えると次には10-11月に衆院議員選挙を控えるなど日本の金融市場は政治にらみで進んでいくことになります。この点について為替市場が主導権を持つことはあまりありませんが、当然株価が下がればリスクオフで円高になりやすいですし、逆も同じです。
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 いよいよ秋相場目前となってきました。なんといってもここから年末に向けて最大の注目はFRBがテーパリングに舵を切るかどうかです。一部総裁(投票権無し)からは今秋のテーパリング開始、9月発表を支持するといった具体的な発言も出てきており、18日のNY時間に公表された7月FOMC議事録で「ほとんどの参加者が今年中にテーパリング開始することが適当」と判断したとあり、一気に市場がテーパリングに現実味を帯びてきました。株価は売られ、ドルは堅調です。まずは来週26日からのジャクソンホール会合で何らかのメッセージがあるか?
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 ドル円相場は直近で108.72の安値を付けた後V字型の切り返しとなりましたが、11日に発表された米7月CPIは1年前に比べて5.4%上昇しましたが、変動の大きいコア指数は前月からの伸びが鈍化し、予想通りの4.3%と落ち着き、FRBが「インフレ上昇は一過性のものである」としていた通りの展開が伺える内容と捉えられ、インフレ警戒が和らぎ早期利上げ期待がやや後退してドル円の上昇も鈍化する動きとなりました。ただ10年債利回りは雇用統計の堅調な数字と、バイデン政権が進める1兆円規模のインフラ投資法案が上院で可決されるなど経済の回復の大きな期待を背景に直近で1.12台でダブルボトムを付けて切り返し、1.37%まで上昇してきています。
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 今週は引き続き中国の規制懸念ネタで大きく下げる場面がありました。今回はオンラインゲームです。政府系メディアが3日、中国版LINEといえるwechatを提供するテンセントの旗艦ゲームを名指しで批判し、香港市場でテンセント株が一時9%超の急落となりました。オンラインゲーム企業への規制強化懸念で関連株が下落し、ますます中国に関連する企業への投資マネーが手を引く雰囲気が強まっています。 続きを読む

 コロナのワクチン接種が各国で進み、欧米勢は2年ぶりのバケーションを楽しむような市場参加者の薄さが際立ってきました。まさに夏相場ですね。薄い時にポジションを取ってもあまりいいことがありません。それよりは、お盆以降の秋相場に向けた方向性を見極める研究時間にしておいた方が良さそうです。
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 金融市場は全体的にリスクオフ地合いになってきました。ドル円相場は110円を挟んでの小動きですが、クロス円は総じて大きく値を消しています。特にオセアニア通貨の崩れが目立ちますが、中でも豪ドル円は完全に200日線を下回ってきました。これは2020年6月1日に上回って以来約1年1ヵ月ぶりの大きな変化です。オーストラリアでもデルタ株の感染が広がっており、大都市シドニーはロックダウンに入って3週間が経過しても新規感染者が増加していること、他地域もロックダウン措置になるなど経済への影響が大きく懸念される時代になっている点が豪ドルの戻りを鈍くしています。
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