11月2日に行われたFOMCで事前予想通り75bpの利上げ決定しました。パウエル議長は米経済が昨年から大きく減速していることについて言及しつつも、市場がにわかに傾いていたハト派の雰囲気を一蹴。「利上げの停止は時期尚早・政策金利の到達点は従来の見通しよりも高くなる」ことを示唆し、全般的にドルが買われ、株式市場は軟調な動きが続いています。その後は対円相場でも148.50まで戻す場面はありましたが、152円を目指して買われていた少し前にくらべると力はありません。一方で「利上げ減速の時期は早ければ次回会合となる可能性」ともあり、最終的な政策金利は従来よりも高い可能性があるが、大幅利上げはそろそろ打ち止めになるというような内容でした。
横尾寧子のFXのはじめかた
中間選挙も控え方向感が出づらい2022.11.04
円相場に変化の兆し2022.10.28
先週21日、ドル円相場が151.94迄上昇したNY時間、9月22日以来のしっかりとした介入が入りました。23時半ごろから入った模様で、151円アッパーから146円ロウまで大きく円高にブレる強い動きになりました。金曜日のNY時間というタイミングも非常にサプライズとなり、強いインパクトを与える動きになりました。今回の正しい介入金額は10月31日の午後7時に財務省が公表まで不明ですが、日銀の当座預金残高からの推計によると、今回の介入資金は5.5兆円ともされています。前回9月22日の介入が2.8兆円でしたから、大きく上回る見通しです。
ドル円150円到達2022.10.21
ドル円相場が90年以来の高値を更新するドル高地合いが続いています。連日分足のチャートを見ていると目に付きますが、ところどころ「介入らしき」動きはありますが、すかさず買い戻されて値を切り上げる展開です。9月22日にドル円相場が145円に乗せた直後のドル売り介入は24年ぶりで、2兆8382億円というドル売り1日の介入額としては過去最大規模の金額でした。その後2週間近くはこの水準で留めていたので、一定の効果はあったと言えるかもしれませんが、その後は再びじわじわとドル高が続き、ついに10月19日、ついに150円台乗せとなりました。
秋相場も後半戦へ2022.10.14
ドル円相場が先般の円買い介入時の水準を超えて、147円目前まで上昇してきています。こうなると、1998年8月につけた直近最高値147.64がもう射程圏内でしたが、10月13日の米9月CPI発表後にこの直近最高値を更新し、ドル円相場は90年以来の円安水準になりました。下のチャートは長期の月足チャートです。見辛いですが、現在の形だけでも見ていただければお分かりの通り、歴史的にも相当な水準までドル高が進んだことが分かります。これは単純なドル円相場のチャートですが、実質実効為替レートはすでにプラザ合意の85年の水準に並んでいます。米財務長官も米国債の流動性について言及するなど、少し潮目の変化を感じます。
次の波を待つ一服場面2022.10.07
先週末にクレディスイスの先行き不安懸念が一気にマーケットに駆け巡りリスクオフの流れが強まっていましたが、週初に英政府が減税を撤回して一旦落ち着きを取り戻しました。この英波乱の要因を作ったトラス政権が発足したのが9月6日、その直後にエリザベス女王が崩御され、国葬後は新政権による減税策への言及が強まり、たった1カ月で英国の雰囲気が崩れるように大きく変化しました。この間英ポンドの騰落率は対円で-10.3%、対ドルで-11.2%と荒い値動きになり、特にポンドドルは1985年の史上最安値を割り込み、歴史的な安値を更新しました。
混沌とする秋の為替相場2022.09.30
9月22日の夕方、相場の変化を見たのは17時を回ったころです。急激な円高で値が飛び出し、2011年の介入を思い出す(当時はドル買い円売り)値動きでした。レートチェックの比ではない。リアルタイムでドル円相場を見ていた多くの方が実感されたと思いますが、24年振りの円買い介入が実施されたのは既報の通りです。145円が防衛ラインと確認された動きになりました。介入資金は3.5兆円規模ではないかという見通しになっていますが、一先ずその効果としては一段の円安を防衛する抑止力として現在までは効果がみられていると言えそうです。
痛みを伴うインフレ対応2022.09.22
9月22日の日本時間午前3時にFOMCが75bpの利上げを決定し、政策金利を2008年以来の3.00~3.25%にすることを全会一致で決定しました。利上げは3会合連続です。また年末には政策金利中央値4.4%を見込むことから、今年年末までに後2回行われるFOMCでも、各75bpずつ、計1.5%引き上げることを示唆する内容になりました。政策金利との連動性が高い米2年債利回りは、FOMCの発表直前に2008年以来の4%台を突破、一時は2007年10月以来の4.1%台に乗せる場面もありました。
145円を強く意識2022.09.16
13日の米8月CPIが事前予想の+8.1%を上回る+8.3%となり「まだまだFedの利上げは続く」という市場マインドが強まったことから、米株は急落し、米ドルは14日朝方にかけて再び144.90迄上昇しました。その14日の日中にまず駆け回った報道が「日銀のレートチェック」、そして夕方にかけては日本の政策当局者からの相次ぐ円安けん制発言がありました。
円の独歩安続くも次第に強める牽制か2022.09.09
ドル円相場は先般行われたジャクソンホール会合のパウエル議長発言以降、再び円安が加速し、144.99迄上昇。連日1998年以来の高値を更新し続けてきています。FEDウォッチャーの見通しでは、今月のFOMCでも再び75bpの大幅利上げが織り込まれており、未だドル円相場の衰えが見えません。6日に50bpの利上げを決定した豪ドルは対円で97.5円まで上伸し、2015年1月以来の高値。昨日75bpの利上げを決定したカナダドルは110.14迄値を伸ばして2014年の高値を抜いて2008年1月以来の高値水準です。週初に史上3人目の女性首相が決定した英ポンドは、他通貨に対しては軒並み安になったものの、やはり量的緩和継続中の対円では続伸するなど、軒並み円独歩安が続いています。日本サイドからの形だけの口先介入が続きますが、日本側の発言は全く意に介さない動きが続いてますので、この水準まで来ると1998年8月につけた147円も射程圏内です。
利上げ継続名言でドル上昇、次週は欧州に注目2022.09.02
すでにご周知のとおり、先週末のジャクソンホール会合でパウエル議長が早期の利下げ懸念を払しょくし、高インフレを抑えるための強力な利上げを続けることを示唆したことで、株価は急落し、米金利は上昇。ドル円相場は9月1日に7月14日の139.39の年初来高値を抜いて、139.58迄上昇し高値更新しました。次は9月13日に8月のCPIが公表されますので、ここでインフレが高止まりとなるか、さらに一段と進むのか等々、FOMCに向けての思惑が出てきそうです。