バイデン大統領は16日、今週中にFRB議長人事を発表するとしました。意外に決定まで時間が掛かりますね。となるとパウエル議長の続投ではないのか?ブレイナード理事が時期議長という線も強まります。いずれにしても、来週の感謝祭休暇の前にハッキリすると明言しました。 続きを読む
横尾寧子のFXのはじめかた
ドル円押し目狙い2021.11.19
31年ぶりの大幅な伸びで利上げ前倒し観測のドル買い2021.11.12
10日にアメリカの10月CPIが発表されましたが、これを受けて相場の雰囲気がガラッと変わる1日でした。米10月CPIは前年比で6.2%上昇、市場予想は+5.8%でしたがこれを大きく上回る高水準となりました。食品を除いたコア指数も前年比で4.6%上昇となり、1990年11月以来31年ぶりの大幅な伸びを記録したことで利上げ観測前倒し期待が強まり、このところ軟調で全体的に売り傾向だったがドルが対円で一気に114円台回復を見せ、10年債の金利は1.56%まで上昇。そして米株指数は早期利上げ懸念で失速するという動きになりました。
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未だインフレ見通しは一過性とするも2021.11.05
アメリカでFOMCが開催され、事前予想通り今月からのテーパリングの開始が決定されました。いよいよ新型コロナに対する緊急経済対策から出口戦略に大きな転換をしていくことになります。今回の決定による買い入れの減額は、国債が月100億ドル、MBSが50億ドルとなり、2022年6月をめどに資産買入の終了を目指していくという方針が示されました。この辺りも予想通りで特段サプライズはありません。
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各国で始まる経済正常化2021.10.29
27日の金融政策決定会合でカナダ中銀は、20年の春、コロナ禍で経済下支えのために始まった量的緩和の終了を公表しました。当面は物価2%を目標に低金利を続けるが、22年の早い段階で達成が可能な経済であるとし、従来22年後半と言われていた利上げ時期が早まるという期待が高まり、カナダドルの上昇につながりました。まだ来年の事ですから一旦は動きも落ち着くと思われますが、来年早々には再び利上げ時期を探る思惑のカナダドル買いが見られそうです。 続きを読む
石炭価格急落も資源通貨は変わらず2021.10.22
直近では中国やアジア諸国の電力・エネルギー不足による資源価格の上昇が目を引き、それに連動して資源を有する国の通貨(資源国通貨)も堅調な動きになっています。ただ、電力不足が深刻な状態の中国では19日、国家発展改革委員会が政府の介入によって急上昇する石炭価格を引き下げる措置の実施を検討していると表明したことで、石炭の先物価格が急落しました。一気に4%以上の急落で下から「資源通貨はどうなっているか?」と見るとこのニュースに対して全く売られていません。
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ドル円一気に突き抜ける2021.10.15
今週、ドル円相場は2018年12月以来の113円に突入し、その後も高値追いの動きになっています。約3年ぶりの113円台・・・感慨深いですね。遠い水準ではないはずなのに、なかなか到来しなかった一つには近年ドルの動きが乏しかったという点が挙げられると思います。
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議長人事に注目も安心感のある米ドル2021.10.08
日本株市場は菅前首相の退任以降の上昇をすべて吐き出す大きな下落に見舞われていますが、欧米やアジア株も総じて芳しくはありません。その中為替市場ではテーパリングに向かうドルが堅調な動きです。対円でも一時112円まで上昇し、下げは良い押し目の場面になっています。ボラティリティは無いけど安心感はある。ただ、1年で一番荒れる月である10月ですから、安心感だけではいられません。中国恒大問題は他の同国不動産会社にも波及して利払い不履行が出ていますし、中国だけではなくアメリカも債務上限問題が懸念されていました。ひとまずこちらは12月までのつなぎ予算が成立して安心感が出ていますが、年末にまた蒸し返される話題になります。ただ直近での不安材料は来年2月で任期切れとなるパウエルFRB議長の人選についてです。
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波乱はドルの買い場に2021.10.01
「債務不履行(デフォルト)」懸念…というと、今市場参加者にとって最もタイムリーに頭に浮かぶのは、中国恒大集団の利払いについての懸念です。目先は年末まででも何度かの利払い日が集中します。10月12日に1億4813万ドル、10月19日に1億2180万元、10月30日に1425万ドル、11月8日に8249万ドル、12月28日に1億5520万ドルです。直近では9月23日の利払い8353万ドルが不履行になるのではないかという懸念でリスクオフになりましたが、これは30日の延長を行使していますが、その間に次々と利払いスケジュールが入ってくるわけですから綱渡りですね。
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ポスト・メルケルへ混戦の独総選挙2021.09.24
日本は先週まで株価上昇で気を吐いていましたが、中国恒大のデフォルト懸念で世界中のムードが一変しリスクオフの色合い濃い展開が続いています。クロス円は軒並み200日線を割り込み、ドル独歩となりやすい地合いも、FOMCも中国問題を背景に出口戦略のスケジュールを少し後ずれさせるのではないかという思惑もあり、嫌なムードが支配的です。
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日本は株高でも為替は連れず2021.09.17
日本株市場は政治の変化を大きく好感して強い上昇が続いています。時に2012年末のアベノミクススタート時を思い起こす方もいるかもしれませんが、今回為替は全くついていっていません。ドル円に限らずクロス円も鈍い動きが続いており、ここの解説では「デルタ株の感染拡大による景況感を見極める」ような表現が見られますが、世界が中国の動きを注意深く監視している点は否めないかと思います。
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