カーニー総裁の強気発言が、このところ堅調なポンドをさらに後押ししています。1月30日の議会証言で、英経済に対して強気な見方を示しました。
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横尾寧子のFXのはじめかた
英ポンド強い動き2018.02.02
ユーロが動き出す舞台が揃う2018.01.19
ユーロの動きが非常に堅調です。15日には対ドルで1・2296まで上伸して、2014年12月以来、約3年ぶりの高値に顔合わせとなりました。ドイツのメルケル首相が無事連立政権を発足出来そうでドイツのマイナス要素が解消されたことに加え、昨年暮れから年始にかけて、ECB関連要人の出口戦略への言及に含みを持たせた発言が相次ぎ、11日のECB議事要旨(12月14日分)では、「2018年の初旬からフォワードガイダンスを変更する可能性」があることが示され、いよいよユーロが強くなるという期待が先行して買いに拍車をかけています。ドル売り越しは10月半ば以来の高水準になっており、ドル売りユーロ買いの色合いが鮮明です。
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日銀のテーパリング観測をどう打ち消してくるのか2018.01.12
1月9日、日銀による長期国債の買い入れ減額を受けて、東京市場では円が急騰する地合いがありました。その後、ロンドン時間もそれらを背景に円買いが優勢になり、10日の東京午前では、ドルが前日安値を割り込む円高地合いが続いています。日銀が、2013年4月からの異次元緩和スタート以来初めて、前期比で買い入れが減額したことを受けて、他国に倣って日銀もいよいよテーパリングを開始するのではないかという観測が年始から強まってきました。
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アジアへの警戒が強まる2018年2017.12.29
ボラ薄い2017年がもうすぐ終わりますね。ちょっと新年のことを考えておきたいですが、やはり気になるのは北朝鮮問題です。今年の2月に金正男が暗殺されて以降、北朝鮮の動きが急速に活発になる1年でしたが、来年2月には北朝鮮発足70周年を迎えます。そしてその前1月8日に、金正恩委員長のお誕生日まであります。日米韓と着々と軍備増強の準備が進んでいるようですが、穏やかな収束を見せて欲しいものです。
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ボラティリティの薄い1年2017.12.22
「為替ばんざい」でもドル円の変動率について取り上げましたが、広くクロス円の動きをおさらいしてみました。
※「為替ばんざい」はレポート会員向けコラムのため、当ホームページへの掲載はございません。ご了承願います。
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今回が来年のヒントなのだろうか2017.12.15
日本時間の14日早朝、イエレン体制で実質最後のFOMCが開催され、25bpの利上げが発表されました。これは既定路線で、注目は今後の見通しについてですが、今回のFOMCでは、2018年の利上げ見通しは3回、2019年は2回と9月の予想を据置きました。これを受けてドルは112円台半ばまで売りが進み、チャート的にはMACDがデッドクロスし、21日線を割ってくるようだとやや下押しの動きになりそうです。
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ポンド円、年初来高値更新2017.12.08
ポンドの高値追いが続いています。
先般、BREXIT交渉がアイルランドとの国境問題で躓いているという報道を受けて、交渉は未だ長引くのではないか?という報道がありましたが、本日(8日)日本時間15時半からメイ首相とユンケル欧州委員長が会談予定と伝わっていることで、交渉の前進期待感から英ポンドが堅調な動きになっています。
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ユーロ堅調2017.12.01
11月30日に公表された最新のロイター調査によると、ECBは来年9月に資産買い入れ策を終了すべきと答えたエコノミストが半数を超えました。2018年はいよいよECBの出口戦略に向けた動きに大きな注目が集まる1年になりそうです。またユーロ懸念の1つだったドイツの政治不透明感も、再び連立協議が始まったことで払しょくしており、現在、ユーロが堅調に推移しています。
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NZの戻りをどう取るか2017.12.01
原油が2年半ぶりに58ドル台まで上昇してきましたが、豪ドルはまだまだパッとしません。背景には中国経済の動向の不安視がジワリと波及しているかと思われますが、この動きだと当面鈍い展開が続きそうです。ドルも軟調が続く中、手掛かり材料はありませんが物色動向で需給が反応しているように見えるのがNZドルです。現在金融政策の動向に不透明感がありつつも、1・75%の金利があるNZですから、選挙後の不透明もあって売られて値ごろ感が出た分、やや買いやすいところでしょうか。
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