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横尾寧子のFXのはじめかた

 今週は感謝祭相場で全体的に大きな注目テーマは少ない中、注目されたNZの利上げは1999年の現行制度導入以来最大幅となる、予想通りの75bpとし、政策金利は4.25%に決定しました。利上げは9会合連続で、直近5会合は50bpの利上げを行っていましたが、今回はさらにインフレ抑制に力を入れ、一段の利上げとなりました。

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 直近でドル円相場はアメリカの発表したCPIの鈍化を受けての円高が加速度的に進みました。146円台から137円台までたった数営業日で9円幅の下落となり、10月21日に付けた151.94の直近最高値がだいぶ遠くなりました。現在、日足チャートで雲の下限まで下げてきています。このまま雲を完全に下に抜けるようだと、2020年7月以来の変化となりますが、現在雲の下限が切り上がっている形を見ると、下抜けしやすい形になっていると言えます。

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 今週の当コラムは、レポート発行後の11月10日にアメリカで発表された10月CPIを受けて差し替えております。ご了承ください。

 
 さて、11月10日の夜は歴史的なドルの下げを記録しました。CPIは予想+8.0%に対し+7.7%と鈍化。6月のCPI(7月13日公表)が前年比で+9.1%と約41年ぶりの高い伸びとなり、そこから記録的な高インフレに対しFRBが連続の大幅利上げを推し進めてきました。そのインフレ抑制の効果が出てはいますが、今回のCPIの鈍化はつまりアメリカの「歴史的な大幅利上げ」の終焉を意味します。株価は利上げ減速予想を好感して大きく上昇し、対してドルは1日で4.4%もの下落となりました。この日の動きは2009年以来の最大の下げとなっています。

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 11月2日に行われたFOMCで事前予想通り75bpの利上げ決定しました。パウエル議長は米経済が昨年から大きく減速していることについて言及しつつも、市場がにわかに傾いていたハト派の雰囲気を一蹴。「利上げの停止は時期尚早・政策金利の到達点は従来の見通しよりも高くなる」ことを示唆し、全般的にドルが買われ、株式市場は軟調な動きが続いています。その後は対円相場でも148.50まで戻す場面はありましたが、152円を目指して買われていた少し前にくらべると力はありません。一方で「利上げ減速の時期は早ければ次回会合となる可能性」ともあり、最終的な政策金利は従来よりも高い可能性があるが、大幅利上げはそろそろ打ち止めになるというような内容でした。

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 先週21日、ドル円相場が151.94迄上昇したNY時間、9月22日以来のしっかりとした介入が入りました。23時半ごろから入った模様で、151円アッパーから146円ロウまで大きく円高にブレる強い動きになりました。金曜日のNY時間というタイミングも非常にサプライズとなり、強いインパクトを与える動きになりました。今回の正しい介入金額は10月31日の午後7時に財務省が公表まで不明ですが、日銀の当座預金残高からの推計によると、今回の介入資金は5.5兆円ともされています。前回9月22日の介入が2.8兆円でしたから、大きく上回る見通しです。

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 ドル円相場が90年以来の高値を更新するドル高地合いが続いています。連日分足のチャートを見ていると目に付きますが、ところどころ「介入らしき」動きはありますが、すかさず買い戻されて値を切り上げる展開です。9月22日にドル円相場が145円に乗せた直後のドル売り介入は24年ぶりで、2兆8382億円というドル売り1日の介入額としては過去最大規模の金額でした。その後2週間近くはこの水準で留めていたので、一定の効果はあったと言えるかもしれませんが、その後は再びじわじわとドル高が続き、ついに10月19日、ついに150円台乗せとなりました。

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 ドル円相場が先般の円買い介入時の水準を超えて、147円目前まで上昇してきています。こうなると、1998年8月につけた直近最高値147.64がもう射程圏内でしたが、10月13日の米9月CPI発表後にこの直近最高値を更新し、ドル円相場は90年以来の円安水準になりました。下のチャートは長期の月足チャートです。見辛いですが、現在の形だけでも見ていただければお分かりの通り、歴史的にも相当な水準までドル高が進んだことが分かります。これは単純なドル円相場のチャートですが、実質実効為替レートはすでにプラザ合意の85年の水準に並んでいます。米財務長官も米国債の流動性について言及するなど、少し潮目の変化を感じます。

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 先週末にクレディスイスの先行き不安懸念が一気にマーケットに駆け巡りリスクオフの流れが強まっていましたが、週初に英政府が減税を撤回して一旦落ち着きを取り戻しました。この英波乱の要因を作ったトラス政権が発足したのが9月6日、その直後にエリザベス女王が崩御され、国葬後は新政権による減税策への言及が強まり、たった1カ月で英国の雰囲気が崩れるように大きく変化しました。この間英ポンドの騰落率は対円で-10.3%、対ドルで-11.2%と荒い値動きになり、特にポンドドルは1985年の史上最安値を割り込み、歴史的な安値を更新しました。

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 9月22日の夕方、相場の変化を見たのは17時を回ったころです。急激な円高で値が飛び出し、2011年の介入を思い出す(当時はドル買い円売り)値動きでした。レートチェックの比ではない。リアルタイムでドル円相場を見ていた多くの方が実感されたと思いますが、24年振りの円買い介入が実施されたのは既報の通りです。145円が防衛ラインと確認された動きになりました。介入資金は3.5兆円規模ではないかという見通しになっていますが、一先ずその効果としては一段の円安を防衛する抑止力として現在までは効果がみられていると言えそうです。

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 9月22日の日本時間午前3時にFOMCが75bpの利上げを決定し、政策金利を2008年以来の3.00~3.25%にすることを全会一致で決定しました。利上げは3会合連続です。また年末には政策金利中央値4.4%を見込むことから、今年年末までに後2回行われるFOMCでも、各75bpずつ、計1.5%引き上げることを示唆する内容になりました。政策金利との連動性が高い米2年債利回りは、FOMCの発表直前に2008年以来の4%台を突破、一時は2007年10月以来の4.1%台に乗せる場面もありました。

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