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横尾寧子のFXのはじめかた

今週26日(木)は、米感謝祭で休場です。翌金曜日はブラックフライデーと言われるSALEが始まり、クリスマス商戦に向けた小売り購買動向を見る上で注目されます。そして最近ではオンラインショッピングが拡大していることから、感謝祭週明けの月曜日をサイバーマンデーと言い、オンライン売上にも注目が集まります。近年は原油価格の下落が消費を押し上げるという解説が見られたこの時期の小売りですが、今年はどうなるでしょうか。

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ドル高ユーロ売り基調一色になっている為替市場ですが、足元で豪ドル円のチャートが変化してきました。日足チャートで今年6月26日に一目均衡表の雲を下抜けして以来の雲抜け示現となり、テクニカル的に上値追いが見られる形になっています。

ユーロからの逃避や、対ドルで大きく下落した安値圏であることから、見直し買いが入っているものと思われます。資源価格はまだまだ下値を探っているものの、資源国通貨は全般的に底堅く、特に豪ドルはしっかりした動きが伺えます。

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10月のECB会合で話し合われたという預金金利の引き下げについて、11月10日のロイター報道では現在の▲0・2%を12月会合で引き下げることが理事会でほぼ合意していると伝えられました。どのぐらいの幅になるのかが焦点になると思いますが、現在欧州ではデンマークが▲0・2%、スイスが▲0・75%と実施しており、これらを参考に判断されると思います。しかしながら、この2ヵ国とも欧圏に比べてごく小規模ですから、同様の効果が得策かどうかは判断できないため、欧州各国の要人からの発言で思惑を高めていくという流れがこれから1ヵ月続くのではないかと思います。

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先週、中国は五中全会で「一人っ子政策の廃止」を発表しました。これを受けて、出産増と粉ミルク需要の増加という連想から、乳本位制と言われるNZドルが上昇しました。そして今週は、月に2回発表されるGDT価格(乳製品価格卸指数)が前回比で-7・4%となり、夏につけた2002年以来の最低水準からの切り返しが注目されていましたが、乳製品価格の価格回復は順調ではないという印象を強く植え付ける展開になっています。

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先般、新政権として発足したターンブル首相が、初の本格的な外遊先として日本を選んだようで、12月に訪日することで調整が始まりました。前首相と安倍首相は蜜月関係と言われていましたが、新首相は安全保障に目を向けた中国寄りだという見方が強く、次期潜水艦の共同開発企業(日本企業の候補は三菱重、川重)の決定を1年先送りすべきという意見が豪新政府サイドから出て来るなど、日豪関係の変化に懸念が出ていました。そういった見方を払しょくする狙いもあっての訪日のようです。

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20日に行われたカナダの総選挙で、10年ぶりに政権交代となり、次期首相に故ト
ルドー元首相(在任15年)の長男、自由党党首のトルドー氏(43)が就任。圧勝
で新たな流れ、変革が国内から強く望まれたということで注目を集めています。

市場は新たな政権がどのように政策を打ち出してくるのか全く予想が付かないため、
方向感のないまま手控えのムードが強まっています。テクニカル面も良いタイミング
で動揺に上に放れるか押し戻されるか?そんな形がカナダドル円、ドルカナダドル
チャートで見られます。ブレイクすればロングでつきたいですし、押し戻されれば様
子見と久しぶりにカナダに注目しています。

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先週の会員向けレポートで取り上げたNZドルは、10日連続陽線で一目均衡表の雲を上抜けし、トレンド転換を示唆した動きになっていましたが、2点注意すべき内容が出てきました。

1点は、欧州同様にNZも移民増が深刻度を増してきており、経済停滞の今、その移民を吸収できない状況になりつつあることに懸念が広がっています。これまで移民を積極的に受け入れてきた同国ですが、今後は雇用の悪化に繋がる可能性も心配されます。

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先週末発表された米雇用統計が予想外に悪化していたことで、アメリカの利上げムードがかなり薄まってしまいました。あんなに「年内利上げ」を強調しながらもタイミングを逸してしまった感が否めませんが、ここからFEDはどういうかじ取りをするのでしょう?利上げ見通しが後退するも、その背景に経済成長の鈍化が見えることから、NYダウの動きもかなり鈍く、株安・ドル安への不安がもたげてきます。

ドル円月足チャートを見ると、10月に入ってまだ5営業日ですが、一目均衡表の転換線を完全に下回って推移しています。今月の転換線は120円85銭ですから、この水準を抜けないと、完全に下抜け確認となります。これは2012年9月以来の形となり、高値水準で陰線つつみ足、MACDのデッドクロスなどに加えて、一段と天井を示唆するネガティブなシグナルの出現となります。

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9月28日に中国国家統計局が発表した8月の工業部門企業利益は前年同期比-8・8%となり、2011年の調査開始以来最大の落ち込みになりました。このところ出て来る中国景気減速を示す指標・数値は、ジワジワと豪ドル逃避の動きに繋がり、豪ドル円、豪ドルドルとも冴えません。

豪ドルの月足チャートを見ると、9月に一目均衡表の雲を完全に下に割り込みました。他の対円主要通貨を見ても、円安トレンドが続いていた現時点で、月足で雲を下に割り込むようなネガティブな動きになっている通貨は他にありません。原油安で鈍いカナダドルも、乳製品価格下落が下押しになったNZドルも、未だ雲を下値のゾーンに置いている水準です。いかに豪ドルが、中国の景気減速と資源価格の下落がダイレクトに通貨逃避に繋がっているかがよく分かります。

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先週行われた米FOMCで金融政策の据え置きが決定されたことで、FEDの金融のかじ取りがますます難しくなってしまった印象を受けています。世界経済への影響を鑑み利上げ時期が後ずれしているわけですが、今週はフォルクスワーゲンの不正問題を受けて金融市場が再び波乱に巻き込まれ、後ろにズラせばズラすほど、景気減速を感じさせる材料が湧いてきており、世界経済を注視していると声明に入れている以上、ますます利上げしにくい材料に阻まれつつあるような感じがします。現在の市場マインドは「年内利上げは無理だろう」と固まりつつありますが、毎度のことながらFOMC直前に新たな雰囲気が出てきますから、現状は利上げ有無を決めつけてトレンドを見ていくことは出来ません。

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